yamatoへ…Ⅱ
<転入-1>
「島大介、入ります!」
入口で敬礼するとビシっと姿勢を固めて校長室へ入ってきた
「うむ、ご苦労。島くん、そこにいるのが古代進くんだ。今日から訓練予備生の一員だ。
仲よくしてくれたまえ。」
と、そこに職員室から一人の男性がノックの後敬礼しながら現れた
「おはようございます土方校長…あ!」
入って来た男は視界に守が見えると
「守じゃないか!…すみません、校長…古代守は大学の同期でして…そうか珍しい苗字だ
と思ったんだ…弟か。」
「橋本…」
「ははは、二人は同期か。それはよかった。進くん、これから君の担当になる橋本先生だ
勉強などすべての面倒を見てくれる。なんでも相談しなさい。二人は積もる話もあるかも
しれんが…残念ながら橋本くんはこれから仕事だからな。後でゆっくりにしなさい。」
校長にそう言われると守と橋本は“後でな”と言い合って進と島と橋本は校長室を出て行った
「そうだったな…橋本は教員になるって言ってたな。」
守がそうつぶやくと
「橋本くんはよくやってくれる。その腕を買って今回は進くんの訓練予備生の教官に抜擢し
したんだ。…残念だよ…あれほどの腕を持っているのに…」
「そうですね。彼が一番残念に思ってると思います。」
「今日守は有給とってるのかい?」
橋本は進に話しかけた
「はい、昨日は週休日でした。」
「そうか、じゃぁ一日ここでボンヤリするつもりなんだな。」
そう言って橋本はにっこり笑った
校長室から予備生のクラスは廊下と階段を幾つか曲って上った先にあり学校の隅の教室だった
「おはよう」
橋本が教室に入るとすでに3人は教官がついて勉強していた。4人が勉強するのに充分な教室はいくつか間仕切りがしてあった。
「先日伝えていた転入生の古代進くんだ。よろしくな。」
橋本がそう紹介すると
「…古代進です。よろしくお願いします」
そう言ってお辞儀した。
「勉強中手を休ませて済まないね。どうぞ続きをしてください」
さっき校長室に迎えに来てくれた島を見るとそう言われるのと同時に勉強の態勢に入っている
(すごい…この空気…)
橋本は新しい机の用意された所へ進を案内して教科書とバインダーと端末を机に並べた
「教科書はこのチップ。バインダーには新しいまっさらなチップが並んでるから好きに使い
なさい。まず進くんが勉強するのは普通科の高校の勉強。だいたいそれが4ヶ月くらいで
終わる。それが終わったらお待ちかねの宇宙戦士としての訓練や資格をとる試験など
受けてもらう。それと同時に防衛大学と同じ勉強をしてもらうからね。」
そう言うと早速教科書を端末に差すと
「中学でどこまで進んでたか分からないけどここに入ったと言う事は高校入学レベルまで
学力はあるとみなされるんだ。」
進の通ってた中学はちょっと特殊で理解力のある生徒はどんどん進んで行って試験を受けると飛び級が出来るようになっていた。
「テストの結果をさらっと見せてもらったがすでに高校のレベルに到達してるね。」
橋本は自分の端末を取り出すと進の試験結果の内容を見ている。
「みんなはすでに一般の高校卒業レベルに到達してるから急いで進むからね。さて…端末
の…ここ、クリックして…」
島の他の生徒の自己紹介はなくどんどん授業はすすむ…
進は戸惑いつつも橋本の授業の内容を聞き逃さないようにと集中することに努力した
「島大介、入ります!」
入口で敬礼するとビシっと姿勢を固めて校長室へ入ってきた
「うむ、ご苦労。島くん、そこにいるのが古代進くんだ。今日から訓練予備生の一員だ。
仲よくしてくれたまえ。」
と、そこに職員室から一人の男性がノックの後敬礼しながら現れた
「おはようございます土方校長…あ!」
入って来た男は視界に守が見えると
「守じゃないか!…すみません、校長…古代守は大学の同期でして…そうか珍しい苗字だ
と思ったんだ…弟か。」
「橋本…」
「ははは、二人は同期か。それはよかった。進くん、これから君の担当になる橋本先生だ
勉強などすべての面倒を見てくれる。なんでも相談しなさい。二人は積もる話もあるかも
しれんが…残念ながら橋本くんはこれから仕事だからな。後でゆっくりにしなさい。」
校長にそう言われると守と橋本は“後でな”と言い合って進と島と橋本は校長室を出て行った
「そうだったな…橋本は教員になるって言ってたな。」
守がそうつぶやくと
「橋本くんはよくやってくれる。その腕を買って今回は進くんの訓練予備生の教官に抜擢し
したんだ。…残念だよ…あれほどの腕を持っているのに…」
「そうですね。彼が一番残念に思ってると思います。」
「今日守は有給とってるのかい?」
橋本は進に話しかけた
「はい、昨日は週休日でした。」
「そうか、じゃぁ一日ここでボンヤリするつもりなんだな。」
そう言って橋本はにっこり笑った
校長室から予備生のクラスは廊下と階段を幾つか曲って上った先にあり学校の隅の教室だった
「おはよう」
橋本が教室に入るとすでに3人は教官がついて勉強していた。4人が勉強するのに充分な教室はいくつか間仕切りがしてあった。
「先日伝えていた転入生の古代進くんだ。よろしくな。」
橋本がそう紹介すると
「…古代進です。よろしくお願いします」
そう言ってお辞儀した。
「勉強中手を休ませて済まないね。どうぞ続きをしてください」
さっき校長室に迎えに来てくれた島を見るとそう言われるのと同時に勉強の態勢に入っている
(すごい…この空気…)
橋本は新しい机の用意された所へ進を案内して教科書とバインダーと端末を机に並べた
「教科書はこのチップ。バインダーには新しいまっさらなチップが並んでるから好きに使い
なさい。まず進くんが勉強するのは普通科の高校の勉強。だいたいそれが4ヶ月くらいで
終わる。それが終わったらお待ちかねの宇宙戦士としての訓練や資格をとる試験など
受けてもらう。それと同時に防衛大学と同じ勉強をしてもらうからね。」
そう言うと早速教科書を端末に差すと
「中学でどこまで進んでたか分からないけどここに入ったと言う事は高校入学レベルまで
学力はあるとみなされるんだ。」
進の通ってた中学はちょっと特殊で理解力のある生徒はどんどん進んで行って試験を受けると飛び級が出来るようになっていた。
「テストの結果をさらっと見せてもらったがすでに高校のレベルに到達してるね。」
橋本は自分の端末を取り出すと進の試験結果の内容を見ている。
「みんなはすでに一般の高校卒業レベルに到達してるから急いで進むからね。さて…端末
の…ここ、クリックして…」
島の他の生徒の自己紹介はなくどんどん授業はすすむ…
進は戸惑いつつも橋本の授業の内容を聞き逃さないようにと集中することに努力した