GANTZ Paradise Lost 田中星人篇
「ナオッ!?何があったんじゃ!?」
すると、先ほどの西丈一郎の絶叫を聞きつけたのかガンツ部屋にいたメンバーが集まってきた。
「あ、あの中坊が・・・星人に・・・」
メンバー全員がそれを聞いた瞬間、壊れたダクトへ駆けつけた。
俺もハンドガンを回収してその後に続く。
「っ!?何だ・・・こりゃあ・・・」
ニット帽の青年がダクトの中を覗き、絶句する。
俺もダクトの中を覗いた。
そこには、フルボッコにされている西丈一郎と、西丈一郎に馬乗りになって暴れている田中星人がいた。
「ぎゃあああああああああああああッッッッ」
地下に西丈一郎の絶叫が響き渡る。
しかし、田中星人は殴るのを止めない。
すると・・・
・・・・キュゥゥゥゥゥゥゥゥン・・・・・
西丈一郎のスーツから飛行機のエンジンが停止するような音とドロッ、という何かジェル状の物質が流れ出る音がした。
「うわァァァァ、ス、スーツが・・・スーツがオシャカになッたぁぁぁぁぁぁ」
作品名:GANTZ Paradise Lost 田中星人篇 作家名:プラスチッカー