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GANTZ Paradise Lost 田中星人篇

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エピローグ&ネクストプロローグ・監視者は嗤う



新宿・某所・・・

「・・・西の魔女が死んだ、か・・・・」

男はソファに腰掛け、黒いボールを手中で弄びながら呟く。

「彼には結構期待をかけていただけに、ちょっと残念だったかなぁ・・・・」

男は静かに、かつ嬉しそうに言葉を紡ぐ。
ただ、手中で黒いボールを弄びながら。

「・・・・まあ、良い。何せ、火種は・・・・・どこにでも、いくらでも転がってるんだからね」

そう言った瞬間、ヘラヘラと嗤い始めた。

「竜ヶ峰帝人、紀田正臣、園原杏里・・・この三人がまさか来てくれるとは思いもしなかったなぁ」

男は無邪気に、ほんの少し狂気を織り交ぜながら嗤う。

「俺はもう待ち切れないよ!!彼らがどう動いてくれるのか、どんな反応をするのかが!!!」

すると・・・

「あなた、少しは静かにしたらどうかしら?」

奥で女が醒めた目つきで何やら書類を整理しながら言う。

「第一、何も無いのに一人で興奮するなんて、まともじゃないわ」

「とんでもない!俺が何も無いのに興奮するワケ無いでしょ?」

「あらそう?私にはここ最近、あなたがその変な黒いボールと会話してやたら盛り上がっているように見えるんだけど?」

女は男の手元を一瞥しながら言う。

「まさか、友達があまりにも居ないからそうやって気を紛らしているわけかしら?」

「おっ、波江さんするどいねぇ」

男は女を波江と呼ぶ。

「何なら、俺の話し相手になってくれても良いんだよ?」

「悪いけど、それは願い下げね」

波江と呼ばれた女は男に脇目も振らずに冷淡に言い放った。

「あっそ。まあ、俺は独りでも楽しめるから、そんなに気になんないけど」

男はしれっとした態度で応答する。
そして再び黒いボールに目を向けた。
その黒いボールには新しいメッセージと共に、次のミッションの標的となる星人が映し出されていた。

『つぎわ、コイシだす。

おこりんぼう星人・・・特徴:つよい、でかい
            好きなもの:イム像、せまいとこ、あばれんぼう
            くさぐせ:ぬんっ
あばれんぼう星人・・・特徴:つよい、でかい
            好きなもの:イム像、せまいとこ、おこりんぼう
            くさぐせ:はっ』