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新生勇者戦記 ブレイヴ・サーガ・ディザスター 第72話

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  第72話 「放課後強襲タイム!!後編」


  校舎の外から響いてくる轟音。それを聞いていた律は居ても立ってもいられなくなっていた。溜め込んだフラストレーションを吐き出して叫ぶ。

  律 「・・・・っだあああああ!!やっぱじっとしてらんない!!!屋上行くぞ!!屋上!!!」

  紬 「おー!!」

  澪 「な・・・さっきと言ってること違うぞ?!!」

  律 「私らの姿見りゃあいつらだって頑張れるだろ?!!」

  梓 「で、でも下手に行動したら、宇宙人に狙われやすくなっちゃうんじゃ・・・まだほかにいるかもしれませんし・・・それにみんな避難しているころだと思いますよ・・・。」

  梓の言うとおりだった。先ほどの事で異星人が全滅できたとは限らない。それでも一行は結局屋上へと上がった。すると運動場では、シャイニングダグオンとグニドゴラが激突していた。

  懐に飛び込んだシャイニングダグオンがターボラッシュによる、ボディーブローの乱舞を繰り出していた。

    ドォドォドォドォドォドォドォドォドォォォォォ・・・!!!

  シャイニングダグオン 『おおおおおおおお・・・・!!!』

  グニドゴラ 「ギ・・・・ギュ・・・・グギッ・・・・ギョッ・・・・!!!」

  梓 「すごいっ、押してますよっ!!」

  唯 「ほんとだー!!がんばれっ、光君たちっ!!」

  シャイニングダグオン 『だあああああ!!!』

    ドォドォドォドォドォガンッッッ、ガガガアアアアンッッ!!!

  速いパンチをグニドゴラのボディーに打ち込みきったシャイニングダグオン。俊の声が響き渡った。グニドゴラを圧倒すると、再び拳を構えた。

  梓はシャイニングダグオンの声が俊になっていることに胸が高鳴った。控えめなガッツポーズをとって彼女なりのエールを送る。

  梓 「それにこの声・・・俊さんの声だ・・・!!!頑張ってくださいっっ!!」

  グニドゴラは体制を崩すが、反撃に転じる。腕を揮い、ムチのように触手を叩きつける。これをガードするシャイニングダグオン。

    ビュフュゴオオッ・・・・ガドォガアアアアンッ!! ドォドォォオン、ガガガァアアア!!

  シャイニングダグオン 『ちっ・・・・どぉらああああああ!!!』

  触手攻撃を掻い潜って、シャイニングダグオンは再び懐に飛び込む。鋼の拳を胸部に炸裂させる。

    ドォゴガアアアアアアアンッッ!!!  

  グニドゴラ 「キュキイッ・・・!!」

  シャイニングダグオン 『ターボ・ラッシャアアアアアアアアアアアッッ!!!』

    ゴォドォドォドォゴゴゴガアアアン、ドォドォドォドォドォドォドォドォガアンッ!!!

  グニドゴラのボディーに連続でパンチを打ち込んでいく。打ち込み続けていたパンチを一瞬止め、右の拳を振りかぶって思いっきり胸部に打ち込んだ。

    ズドォガァアアアアアアッッ!!!

  衝撃によって後ろへ数歩下がるグニドゴラ。グニドゴラはぐっとかまえて腕を突き出す。するとムチ状だった触手が槍のようになって突き出された。

    シュゴオオオオオオオッ!! ドォズガアアアアアアッ!!!

  シャイニングダグオン 『ぐおおおああああっ!!!』

  吹っ飛ばされ、運動場に倒れこむシャイニングダグオン。グニドゴラは腕の触手を伸ばし、シャイニングダグオンの両腕を絡め取って縛り上げる。

    シュシュルルルルルル・・・・グギギギギギギ・・・

  シャイニングダグオン 『があああ・・・!!!』

  梓 「俊さんっ!!!」

  締め上げられ、身体を持ち上げられるシャイニングダグオン。グニドゴラの口の部分の触手が槍のように襲い掛かる。

    シュゴオオオオオ・・・ズガアアアアアアアッッ!!!

  シャイニングダグオン 『ぐはああっ・・・・!!!』

    ズガァン、ズドォガァッ、ズドォガギャッ、ズドォオオオオンッ・・・ドォガギャズン!!!

  シャイニングダグオン 『ごほおおおぉぉ・・・ちくしょうが・・・・!!!』

    ズドォガァアアアアアアッッ!!!

  シャイニングダグオン 『がはあああっっ!!!』

  連続で胸部に打ち込まれていくグニドゴラの攻撃。唯達は不安気な表情で見守り続ける。その時、澪は屋上から街の方向へと視線を向けた。

  澪 「勇士朗は・・・?!!」

  街の方面をさがす澪。すると爆発が巻き起こっている箇所が確認できた。澪はそちらの方へすぐに走った。

  眼差しの向こうでファイバードがパワード・グニドゴラを相手に戦闘を繰り広げる。

  パワード・グニドゴラは咆哮しながらファイバードに突っ込んでくる。砕き砕かれる建造物。

  パワード・グニドゴラ 「ガグアアアアアアアアアッッ!!!」

  ファイバード 『こいつっっ・・・・フレアミサイル・ランチャーッッ!!!』

  両脚のハッチが開き、一斉にフレアミサイル撃ち放たれる。

    ドォドォドォドォドォドォドォドォシュシュゴオオオオオオオォォォォ・・・・

    ズズズドォドォドォギャガゴゴゴゴゴズウウウウウウウウンッッ!!!

  パワード・グニドゴラ 「ギグアアアアアアアアウッ!!!」

  怒涛の勢いで攻めてきたパワード・グニドゴラの勢いが爆炎に包まれながら倒れこみ静止する。

  ファイバード 『グレートファイバードで一気に蹴散らすっっ!!!』

  ファイバードがファイアーシャトルを召喚しようとした矢先、パワード・グニドゴラが、煙幕を突き破り、ファイバードに向けて右腕の巨大な3本のツメで攻撃を仕掛ける。

    ドォドォドォガゴオオオオオオオンッッ!!!

  ファイバード 『がはあああああ?!!』

  突き飛ばされるファイバード。この衝撃で地面に仰向けで倒れ込んだ。そしてパワード・グニドゴラは左腕の触手を伸ばし、がんじがらめになるまでファイバードを捉える。

    ビュシュルルルルルル・・・・グギギギギギギ・・・

  ファイバード 『ごおおお・・・!!!』

  そのまま上下に動かし、ファイバードを地面に叩きつける。砕かれる道路。

    グオオオオオオン・・・・・ドォガアアアアアアッッ!!!

  ファイバード 『ぐあああああ!!!』

    ドォガァアアアアン・・・・ズドォガァアアアン・・・・ドォガゴオオオン!!!

  何度か地表に激突させると今度は、触手を縮めファイバードを近距離まで寄せる。脚から地面に叩きつけると同時に触手を離す。

    ズドォガァアアアアアアンッ!!!

  ファイバード 『が・・・・!!!』

  再び倒れ込んだファイバード。すると、パワード・グニドゴラはクローによる突きのラッシュをファイバードに見舞い始めた。

    ズガギャオオオオオッッ!!! ズガンッ、ザガゴオンッ、ディギャシャンッッ・・・

  ファイバード 『―――――!!!』

    ドォガズッ、ギャガズッ、グドォガアアッ、ガズドォオオオンッ、ギャゴオオンッッ・・・