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新生勇者戦記 ブレイヴ・サーガ・ディザスター 第74話

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  そしてグレートカイザーソードを振りかぶり、バックブースターから青白い炎を放って加速した。

    ギュドォアアアアアアアアアアッッ!!!

  グレートエクスカイザー 『はぁああああああああああっっ・・・・!!!!』

    ギュゴオオォッッ―――――ザディガギャアアアアアアアアアアアアアアンッッ!!!!

  強烈な一撃斬が尼僧魔女に炸裂。更にそこからグレートカイザーソードの連撃が尼僧魔女を破壊する。十文字斬り、左右からの横一文字斬り、そして縦一文字斬りの計五連撃の斬撃が撃たれた。

    ザザギャシャドォオオオオオオオオッッ、ザザヴァアアアアアアアッ、ドォガギャズウウウウウウウウウウウウンッッッ!!!!

  尼僧魔女 「ウウウウウアアアアアアアッッ!!!」  

  地面へめり込むように叩き伏せられた尼僧魔女。グレートエクスカイザーは斬り込む間合いの確保のために、後方へジャンプして距離を取った。そして止めの必殺剣を繰り出す。

  グレートエクスカイザー 『ギガ・サンダーフラアアアアアアアアアアアッシュッッ!!!!』

    ヴィギアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!

  長き神剣を持ち上げ、その刀身から鮮やかな眩い光を撃ち放つ。そして獅子のオーラを撃ち飛ばしながら黄金の身体と成ったグレートエクスカイザーが神剣を構えて高速で突き進む。

    『ゴオオオオオオオオンッッ!!!』

    ディギュオオオオオオオオオオオン・・・・!!!!

  グレートエクスカイザー 『おぉおおおおおおおおおおおおおおおっっっ!!!!』

  グワッとグレートカイザーソードを振りかぶる。気迫の声を上げながら突っ込み、一気にグレートカイザーソードを振り下ろした。

    ザァギャダァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンッッッ!!!!

  グレートエクスカイザーは高速で尼僧魔女を叩き斬って駆け抜ける。斜めに寸断された尼僧魔女が崩れ落ちていく。駆け抜けたグレートエクスカイザーは、グレートカイザーソードを構えなおす。その刹那に崩れゆく魔女が大爆発を巻き起こした。

    ディギャギンッッッ、ヴァスドォゴアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!

  そして胸の獅子が勝利の咆哮を放った。グレートエクスカイザーが完全復活した事を示すかのごとく。

    『ゴゴゴオオオオオオオオオンッ!!!』



  後日。和は学校から戻ると、受験勉強前に唯の家に帰りがけにカフェでテイクアウトしたケーキを持って顔を出す。勿論、勇に会いに来たいが為にだ。

  すると、車庫の前で勇がエクスGTを洗車していた。今日は有給休暇を取っていたのだ。洗剤で泡立てたブラシでフロントガラスを磨いている。

  和 「勇さん!」

  勇 「お・・・?和ちゃん!」

  エクスカイザー 『やあ、和!』

  軽く手を振りながら声をかけてきた和に気づく勇。とたんに表情が柔らかくなった。和はケーキが入った袋を手に駆け寄る。

  和 「エクスカイザーの洗車してたんだ!」

  勇 「ああ。なかなか洗ってやるときなかったからな。それ、どーしたんだ?」

  和 「いつも学校帰りによってるお店で買ってきたの!よかったら勇さんも一緒に食べよ?」

  洗車仕立てのエクスカイザーの中でケーキを食べ始める勇と和。全開に開いたドアーから秋の涼しい風が入り込む。

  和 「今日は帰りが早いんだ?」

  勇 「今日は有給取って休んだからな。たまにはゆっくりするのも必要だ・・・。」

  和 「休養か・・・エクスカイザーはあれからどうなの??」

  エクスカイザー 『あの時の融合合体が影響して、今は全快した。これからはいつでも戦闘が出来る。私自身もまさかギガ・ヒーリングフラッシュがここまで影響するとは思わなかった。だがその分、人々の生活の悪影響を最小限に止めることができたことに違いはない。』

  勇と和にハカイジュウ大災害の日がフラッシュバックする。確かに荒廃したままであれば、致命的な悪影響が長期間に渡って続いていただろう。

  勇 「だよな。あれがなかったら間違いなく避難所生活だったんだからな。」

  和 「きっと元どおりの生活は送れなかったわね。エクスカイザーに感謝しなくちゃね!」

  勇 「ああ。こーして和ちゃんとケーキ食っていれることにもな!それにしてもうまいな、ケーキ!」

  和 「でしょ?今度一緒に行ってみようよ!カフェのお店なんだ!」

  二人の時間がまどろむ中、家の門に唯と光がひょこっと姿を見せた。

  唯 「大丈夫なの??怪我の具合・・・。」

  光 「ああ・・・へーき、へーき!」

  光の怪我を心配そうにしながら唯が入ってきた。エクスカイザーの中でケーキを食べている二人に気づくやいなや、指を刺して大声で叫んだ。

  唯 「あああああ!!!和ちゃんと勇兄ちゃんがラブラブしてるー!!!」

  光 「勇さんっ・・・犯罪っすよ!!!」

  エクスカイザー 『??!何故犯罪なんだ?!愛を深めることに罪は無いはずだ!!』

  話があらぬ方向に走り、二人のひと時が瞬く間に崩壊。ぐだぐだなーなータイムに変貌する。顔を抑えてあちゃーとする勇。和は顔を赤くしてテンパってしまう。

  和 「えーと!!えーと・・・・!!」

  勇 「だああああ!!!エクスカイザー、そこまで進んでないっツーか、いいすぎっツーか・・・・・!!!」

  バッとエクスカイザーから勇が飛び出し、光に指をさしてビシッと言い放つ。

  勇 「これは断じて犯罪じゃねーぞ!!!光!!!俺達はなー・・・・!!!」

  唯 「ねーねー、いつから付き合い始めたの〜??」

  勇 「唯っ、まだ付き合っちゃいねーよ!!!話を大きくするな!!!」

  たちまちわいのわいのと落ち着きのない時間に切り替わってしまう。これもまた平和なひと時の証拠でもあった。だが、元凶を叩き潰すまで真の平和は訪れない。海外のとある街で、金髪の現地の美少女にインキュベーターが突如として声をかける。

  インキュベーター 「ねぇ、そこの君、ボクと契約して魔法少女にならないかい・・・?」

  少女 「?!!」


  つづく