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【銀魂】短文まとめ【銀妙】

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【わたあめ】2007.10.24

「銀さん?」
返ってきたのは、気持ち良さそうな寝息。
「…………秋祭り、連れていってくれるんじゃなかったんですか?」
返事はない。
「新ちゃんも神楽ちゃんも出掛けちゃったわよ?」
新八は秋祭りにお通がやって来ると聞き、朝から会場で待機していて、神楽は沖田とお祭りに出掛けてしまった。
いつもは賑やかな万事屋には、今、二人しかいない。
「ねぇ、銀さん?起きてくださいよ。私もお祭りに行きたいわ。」
―もし連れていってくれたら……手くらいなら繋いであげるから……―
「あ…屋台もいっぱいありますよ?いっぱい買いましょう?」
昨日、珍しく金が入ったと、嬉しそうに新八が言っていた。
「ねぇ…銀さん?私…飽きちゃったわ…」
すぅ…すぅ…
「ねぇ…」
すぅ…すぅ…
「銀さん…私、銀さんとお祭り行きたいわ。」
また、返事はない。
「………ねぇ………銀さん………私…浮気しちゃいますよ?」
「………」

大きな手がのびたかと思うと、あっと言う間に包まれて、隣に寝っ転がる形になってしまった。
「起きてるじゃないですか…」
「ん………」
(甘い…匂い…)
「銀さん…銀さんの髪の毛ってわたあめみたいね。」
「そぉ…?」
「…だって…ふわふわしていいにおい…」
「じゃあさ、食べてみる?」
「じゃあご遠慮なく…」

ブチィ…
「ぎゃぁっ!!!!…ちょっ!!!!?痛ァァァァァッ!!!!」
「…不味そう…」
手に握られているのは、銀色の髪。
「なんで引きちぎってんのォ?!!!!!」
「え…だって食べるって言ったら…」
「チッ…」
「なんですか?!殺されたいんですか?!」
「……………あ、俺さァ、本当は食べられるより食べるほうが好きなんだ。」
「え…?」
「今日はガキもいないし…ね?」

「ね?…じゃねっ…」




その後お妙さんは、食べられたとか…食べられてないとか…