【銀魂】短文まとめ【沖神】
【好きで好きで好きで】2008.02.09/2008.10.03訂正
「じゃあ行ってきやす。」
「しっかり稼いでこいヨ。」
あの花見の日から早六年が経とうとしていた。
あの頃は好敵手だった二人の間には、いつの間にか愛が芽生え、そして先日、二人は結婚した。
「そーだ、皆に渡すお土産を分けなきゃいけないネ!」
一昨日まで二人は新婚旅行へ行っていて、まだカバンにはたくさんの荷物が詰まっていた。
「さあ、さっさとやっちゃうネ。」
神楽は片付けをしながら、旅行のことを思い出していた。
(色んな総悟が見れたネ…。今までケンカばっかで気付かなかったけど……)
自分よりかなり大きな背、とか、大きくて温かい手、とか、意外にしっかりとした腕、とか、さらさらで柔らかい綺麗な髪の毛、とか
自分を見つめるときの優しい目、とか
(知らないこと、たくさんたくさんあったネ。)
まだまだ知らないことはきっとたくさんある。
だから―
(とりあえず総悟が帰ってきたらギュッと抱きついてみるネ)
また新しい君を見つけられるかもしれないから。
私はどんなあなたも
大好きです…―
<好きで好きで好きで>
(わっ…神楽どうしたんでィ?!)
(寂しかったネ…総悟…)
(…神楽………)
(……んっ…///)
(…寂しい思いさせた分、たっぷり愛してあげるぜィ。)
ほらまた君が新しい顔で笑った。
大好き…―
作品名:【銀魂】短文まとめ【沖神】 作家名:千草