新生勇者戦記 ブレイヴ・サーガ・ディザスター 第81話
BLWβ 「クグカケアアアアアアッッ!!!」
グレートマイトガイン 『はぁああああっ!!!』
ズガギャダアアアアアアアンッッ!!!
互いの得物がぶつかった瞬間、BLWβのハサミが一瞬で粉砕された。その衝撃で吹っ飛ばされるBLWβ。かなりの威力だ。
だが、両腕を失っても再度起き上がって触手の攻撃を繰り出す。
BLWβ 「クルルルクケエエッッ!!!」
ビュシュルルルドドドォオオッ!!!
グレートマイトガイン 『無駄だッッ!!!』
ゴォオオオオオオッ・・・・ズザギャッシャアアアアアアアアアアッッ!!!
薙ぎ払われる触手群。攻撃の術は無くなった。そして止めを刺しにグレート動輪剣の切先を再び正面一直線にかざす。
舞人 「このBLWは直ちに蹴散らして、あの生体兵器を叩くぞ!!!」
グレートマイトガイン 『本来はあれがターゲットだからな!!!いくぞっ!!!』
舞人はグレート動輪剣を突き出したグレートマイトガインを一気に加速させた。
キュウィィィ・・・ドゥォアアアアアアアアアアアッ!!!
舞人 「真っ向!!破砕突きっっ!!!!」
グレートマイトガイン 『はぁあああああああっっ!!!!』
ゴォオオオオォォォ・・・・ディギュシュガドォオオオオオオオオオオオッッ!!!!
スラスターの加速力を付けた高出力の動輪剣が、BLWβを一気に突き砕く。
破砕された肉片が木端微塵に吹き飛ばされた。そしてそこからシュンッと動輪剣を振り払って、生体兵器γの所へと加速して飛翔する。
ズドォオオオオオオオオッ!!
モニターでターゲットを改めて確認する舞人。その巨体は、舞人にデストリアン・D−27やD−28を髣髴させた。
舞人 「でかいな・・・グレートマイトガインの二倍はあるな。」
グレートマイトガイン 『大きさなど関係ないさっ!!!』
接近していくグレートマイトガインを確認した生体兵器γは、進めていた歩を止め、両肩の触手を伸ばして攻撃を開始した。
生体兵器γ 「グルルガアアアアァ・・・!!!」
ヒュヒュヒュドォドォドォドォオオオオォッッ!!!
襲い掛かる触手をかわすグレートマイトガイン。だが、他の生体兵器の触手の攻撃法とは若干異なっていた。回り込むように触手がグレートマイトガインに突っ込む。
ドォドォドォガアアアアンッ!!!
グレートマイトガイン 『ぐっっ!!!まわりこまれた?!!』
舞人 「コイツの触手はさっきのヤツと違い、攻撃範囲が広い!!」
触手は様々な方位から襲い掛かる。
ヒュヒュヒュヒュヒュオオオオオッッ!!!
舞人 「この厄介な攻撃を封じさえすれば・・・・ぐっ!!!」
ドォドォドォガアアアアンッ!!!
グレートマイトガイン 『っ・・・・・大丈夫か?!舞人!!』
攻撃を受け体制を崩すものの、グレートマイトガインにとってはダメージになっていない。グレートマイトガインは中の舞人に気をかける。機体が頑丈な分、パイロットへの衝撃が激しくなるからだ。
舞人 「ああ!!グレート・ディバイダーで一掃するぞっ!!!」
グレートマイトガインの正面から触手が迫る。胸のマイトエンブレムからグレート・ディバイダーが撃ち出され、触手を一掃する。
グレートマイトガイン 『グレート・ディバイダーッッ!!!』
ギュヴィ・・・・ディギュズアアアアアアアアアアアアアッッ!!!
ズドォシャアアアアアアアアアアアアッッ!!!
舞人 「よしッ、一気に突き抜けるぞ!!!」
グレートマイトガイン 『おおおおおおっっ!!!』
ドォギュオオオオオオオオオッッ!!!
開かれた突破口を突き抜けていくグレートマイトガイン。後から追ってくる触手にもグレート・ディバイダーを撃つ。
ヴィディギシャアアアアアアアッッ!!!
ズドォシャアアアアアアアアアッ!!!
そしてグレート動輪剣を振りかざしながら、生体兵器γに突撃する。同時に生体兵器γも右腕のハサミを振りかざす。両者の得物が激突する。
グォオオオオォ・・・ズガドォズガアアアアアアアアアッッ!!!
生体兵器γのハサミが粉砕する。斬り砕きながら擦れ違うグレートマイトガイン。それに振り向いた生体兵器γが咆哮する。
生体兵器γ 「ゴォガアアアアウッッ!!!」
触手を再度撃ち飛ばす。すると今度は超高速でムチのように揮われる。
ビュシュシュシュヒュヒュヒュヒュヒュヒュッッ!!!
それがグレートマイトガインに迫り直撃する。
ドォドォドォドォドォドォドガアアアアアアンッッ!!!
舞人 「ぐっ・・・!!!」
グレートマイトガイン 『・・・であああああああっ!!!』
ズギャウウウウウウウウンッッ!!!
グレートマイトガインは自己の判断で触手のムチをグレート動輪剣で叩き伏せる。吹き飛ぶ触手。
グレートマイトガイン 『グレート・フルシューティングッッ!!!!』
ズディヴィギュァドドドドドアアアアアアアアアアアアアッッ!!!!
ズドォヴァギャゴオオオオオオオオオッッ!!!!
更にグレート・ディバイダー、ネオ・シグナルレーザー、マイティー・マシンキャノンを同時に撃ち放ち、胸部に直撃させる。表面が激しく爆発して、肉の半分が砕ける。
生体兵器γ 「ゴゴグアアアアアアアアアッッ!!!」
ズドォゴォオオオン・・・・
咆哮しながら正面に倒れこみ、激しい地響きが周囲に広がった。
グレートマイトガイン 『なかなかトリッキーな攻撃法だ・・・舞人!!無事か?!』
再度舞人の身体を気遣う。以前にも激しすぎる衝撃で気絶したことがあるためだ。
舞人 「・・・ああ、大丈夫だ!!こう見えて、密かに激しい衝撃に絶える鍛錬をしているんだ!!」
グレートマイトガイン 『そうか・・・ならいいんだが・・・。』
グッドサインをだして余裕を見せる舞人。そして再びレバーを握ってモニターに眼光を向ける。
舞人 「それよりもヤツに生体反応はまだある・・・・ヤツは再び起き上がる!!その瞬間に必殺技で駆逐するぞ!!!」
グレートマイトガイン 『ああ!!』
その瞬間、案の定に生体兵器γは起き上がった。そしてまたもやトリッキーな攻撃を繰り出す。左腕が伸び、あたかもロケットパンチのごとくグレートマイトガインに迫る。
グレートマイトガイン 『こんな攻撃は効かんっっ!!!』
ズディガシャアアアアアアアアアアアンッッ!!!
距離を見切って、伸びた腕を叩き斬るグレートマイトガイン。更には頭部目掛けてネオ・シグナルレーザーを撃ち放った。
ヴィギュドォオオオオオオオオオオオォォォッッ!!!
ズディドォォオオオオンッ!!!
作品名:新生勇者戦記 ブレイヴ・サーガ・ディザスター 第81話 作家名:Kブレイヴ