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新生勇者戦記 ブレイヴ・サーガ・ディザスター 第81話

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  生体兵器γ 「ガアアアアアッ??!」


             ♪ 「嵐の勇者−PREVIEW−」


  頭部に直撃し、生体兵器γに隙が生じた。舞人は必殺システムを発動させる為のコントロール操作を始めた。専用コンディションモニターが立ち上がる。

  舞人 「今だっ・・・・・・グレート動輪剣、システムライザー、発動!!!」

  専用モニターに映し出されたグレート動輪剣のエネルギー出力が、一気に320%に跳ね上がる。

  グレートマイトガイン 『はぁあっっっ―――!!!』

  グレート動輪剣の刀身を天にかざすグレートマイトガイン。鍔の車輪が高速回転し、超高エネルギーの刃が撃ち放たれた。

    ヴィギュディアアアアアアアアアアアアッッ!!!!

  ターゲットを睨みつけた舞人が気迫一杯に叫ぶ。

  舞人 「真っ向!!!唐竹斬っっ!!!!」

  グレートマイトガイン 『・・・でぁああああああああああああっっ!!!!』

    ギュゴオオォォッッ・・・・ザディガズドォシュガアアアアアアアアアアアアアアア!!!!

  一気に揮われた超高出力のエネルギー刀が生体兵器γを一刀両断した。激し過ぎる超エネルギーが真っ二つにした生体兵器γの巨体を爆砕させる。

    ズドォシュウズズズァアア・・・ドォギャドォオオオ、ズヴァガドォドォドォオオオオオオオオオオオオオオンッッッ!!!!

  巻き起こる爆炎を見つめながら振り返るグレートマイトガイン。グレート動輪剣を左腰に到着すると、額のシグナルに勝利のサインを灯らせた。



  沿岸部で待機していた要達に、舞人からの通信が入った。

  舞人 「こちら舞人、目標を駆逐した!!これで東京に現れた生体兵器は駆逐できたっ!!」

  要 「そうか!!よくやってくれた!!だが、まだその元凶の人物は捕まっていない。現在、指名手配の指示を出して目下全力で国内全国を捜索中だ。」

  舞人 「そうですか・・・。」

  要 「とりあえず引き起こった事態は収拾させることができた。確か、舞人は仕事の途中だったんだろ?事後処理のほうは俺達でやっておく!」

  舞人 「ありがとう!!要さん!!」

  通信を切ると、舞人は紬のケータイに電話をかけた。

  舞人 「もしもし?紬さん?今、戦闘が終了したよ!!」

  紬 「舞人君!生中継、ケータイで見てたわ!!グレートマイトガイン、これからもみんなの為に頑張らなくっちゃ!!」

  懐いていたあの日の夜の紬の不安感は、完全に解消されていた。それもまたグレートマイトガインが見せていた勇姿によるものだろう。

  舞人 「そうだね・・・俺とグレートマイトガイン、そしてブレイヴ・フォースのみんながいればどんな悪でも止められるさ!!仕事途中だけど、これから桜高へ寄っていこうかなって思ってるんだ。ここの所ずっと会えなかったから。」

  紬 「ほんとに?!お茶淹れて待ってるね?」

  にっと笑うと、舞人はアイフォーン片手にコントロールレバーのグリップを握り締めた。




  3体の大型生体兵器は駆逐された。だが、事はこれだけに止まらなかった。要が事後処理任務の指揮に入ろうとしたその時、海上で海上保安庁の船が突如爆発した。

    ドォバガズウウウウウンッッ!!!

  展開している部隊全員に緊急アラーム音が響く。

  要 「な?!どうしたんだ?!何があった?!!」

  吉崎 「東京湾内で、海上保安庁の船舶1隻爆発した模様!!更に敵性と思われる目標が出現しました!!!ロボットのようです!!」

  コントロールルームに響く吉崎の知らせ。事態を知った要は急いで舞人とグレートマイトガインを引き止めた。

  要 「な?!!舞人、緊急事態が発生した!!!大至急東京湾へ向かってくれ!!!」

  舞人 「緊急事態?!!」

  要 「恐らく今回の首謀者だ!!敵機が確認された!!!」

  舞人 「敵機・・・・!!!わかった、今すぐ向かう!!!」

  紬の許へ戻る矢先のエマージェンシーに口惜しさを押さえ、再び現場へと引き返すグレートマイトガイン。要もジェイデッカー・カスタムと轟龍達にも呼びかけた。

  要 「轟龍も迎撃準備に入ってくれ!!!もう一仕事だ・・・行くぞ、ジェイデッカー・バーニアン!!!」

  ジェイデッカー・バーニアン 『了解!!』

  轟龍 『了解した・・・・いくぞ!!丈!!』

  丈 「フン、言われずともなっ!!」

  事後処理任務に協力していた2機が飛び立っていく。バスターボンバー達も迎撃準備に入った。

  バスターボンバー 『俺達が相手になるぜっ!!!』

  フレアダイバー 『やはり海上から来たか!!』

  海面上に姿を現したロボット。だが、よくみると武装を施され、大型化された生体兵器13号だった。姿をくらましていた毒島達はこの一週間の間に、事前に造っていた真の生体兵器を用意していたのだ。事は数時間前にさかのぼる。


  数時間前―――


  真の生体兵器を保管した場所は八丈島にあった小島だった。特殊なステルス性の妨害電波を発していたために、ジェイデッカー・バーニアンが捉えきれていなかったのだ。

  島から同型の戦闘ロボットのようなものが3体出撃する。毒島が乗る1機は大型のものだ。

  武装した生体兵器13号だった。そう・・・サイボーグ化させた文字の意味そのままの生体兵器を造り上げていた。

  毒島 「くくく・・・真の生体兵器の脅威を世間様に思い知らせてやる・・・今までご苦労だったな、技術者の諸君!!!」

    カチッ・・・・・・ズガドォズズズウウウウウウウウウウウウウンッッ!!!

  毒島は今まで協力していた技術者達ごと島の地下施設を自爆させて吹き飛ばした。

  毒島 「どうせこっから先は、真っ暗人生だ。あり難く思え!!!さぁ、色んな意味合いを籠めた自爆ショーの始まりだ!!!」

  毒島は真の生体兵器に乗り込み、狂信者の助手たちと東京を目指す。

  そして現在。今回の狂気の首謀者がいよいよ真の行動に移したのだった。沿岸部に再び緊張の時が流れるのだった。


  つづく