新生勇者戦記 ブレイヴ・サーガ・ディザスター 第82話
第82話 「湾岸エリア攻防戦」
東京湾上に出現する3体・・・いや、3機のサイボーグ型生体兵器。どの型もベースは生体兵器13号をベースにしていた。だが、毒島機だけは大型であり、他の2機に比べアーマーの武装点数が多かった。
海上保安庁の船と並走する3機。だがすぐに海中に身を没した。
海上保安官A 「目標視認!!以前、沿岸部に向けて進行中!!ブレイヴ・フォースのロボット達はどうしている?!」
海上保安官B 「今そちらに向かった模様!!間も無く攻撃が加えられるっ!!」
陸自兵士A 「沿岸部で待機中のヘルトルーパー部隊は直ちに迎撃準備に入れ!!」
陸自兵士B 「了解!!これより迎撃体制に入る!!」
その時、轟音が響き渡った。
ズディギャガアアアアアアンッッ!!!
海上保安官C 「どうした?!!」
海上保安官D 「我が海保の船舶がまた撃沈された・・・・・ズズズズ・・・何?!!わああああああああ!!!」
ズギャゴオオオオオオオオオオオオンッ!!!
無線から響き渡る悲鳴と轟音。
海上保安官C 「どうした?!何があった?!!応答しろ・・・・・む・・・!!?」
外の海上で爆発する仲間の船舶を確認する。一瞬、巨大なロボットが視認できた。
海上保安官C 「ロボット・・・だと?!!生体兵器ではないのか??!」
上空からはジェイデッカー・バーニアン、轟龍が向かう。様々な無線の音声が飛び交う中、吉崎が指揮する。
吉崎 「無線から得た情報では、ロボットが確認されたわ!!けど、相手は海中に身を没している為にビーム兵器は使えない!!轟龍は確認されたうちの2機に張り付いて!!陸上に上がった所で叩いて!!尚、ヘルトルーパー部隊も待機している為、彼らの援護射撃を有効に活用して!!バスターボンバー達はもう1機を迎撃の為に待機!!」
葉山から手渡された海上保安庁からのデータを吉崎が受諾し、目標の進路を割り出す。
吉崎 「それと・・・・えーと・・・・ごめんなさい、ちょっと待って・・・・分析した結果、目標はこのままの進路で行けば、新木場、葛西、荒川河口付近に上陸の恐れあり!!」
要 「散開せずにほぼ直進だな・・・・一気に都内に攻め込むのか・・・・いや、それ以前、何の目的で・・・・?!!」
そして進攻する目標にジェイデッカー・バーニアンが海面へ接近する。要は視点モニターをサーモグラフィーに切り替えた。
ジェイデッカー・バーニアン 『・・・・これは、紛れもなく生物です!!!ですが、機械的な熱源も示していますっ!!!』
要 「そのようだな・・・・!!!」
ギュゴオオオオオオオオオッ!!!
加速しながら接近するジェイデッカー・バーニアン。その瞬間、機体が僅かに浮上。ミサイルを撃ち放った。
ザァッ・・・・ドォドォドォドォドォオオオオオオッ!!!
ジェイデッカー・バーニアン 『何?!!』
要 「ミサイルだと??!」
シュゴゴゴゴゴゴオオオオオォォォ・・・・ズドガガガガゴオオオオオオオオッッ!!!
撃ち放たれたミサイルはジェイデッカー・バーニアンに中る事無く、街に向かって撃ち放たれた。沿岸部の一部のエリアが破壊される。
ジェイデッカー・バーニアン 『しまった?!!』
吉崎 「目標、ミサイル攻撃を開始!!沿岸部の新木場エリアの一部が炎上中!!!」
要 「なんてことだ!!!これは犯罪どころかテロ行為だぞ!!!いつかのマッドサイエンティスト達と変わらない!!!」
それに続くように他の2機もミサイルを撃ち放ち始める。
ドォドォドォドォドォドォオオオオオオッッ!!! ドォドォドォドドドドオオオ!!!
シュシュシュシュシュゴオオオオオオオオオ・・・・・ズドォドォドォドォドォギャガガガガガズズズズズウウウウウン!!!
沿岸部各地に直撃するミサイル群。毒島は不敵にコックピット内で笑う。
毒島 「くくく・・・これはほんのあいさつ代わりだ・・・・このまま俺は荒川を突破する。目標は東京の街全てだ!!!元々イカレタこの国に大打撃を見舞って散ってやるさ!!!」
各機が加速し、浮上しては撃ち、浮上しては撃ちを繰り返す。
ドォドォドォドォオオオオオオオオ!!!
ジェイデッカー・バーニアン 『くっ!!街に攻撃とは何て卑劣な!!!』
ズヴィギュヴァヴァアアアアアアアアアアアアアアアッッ!!!
ズズズズズズズゥウウウウウッ!!!
ミサイル群をJXランチャーとJXバスターで撃破するが、ミサイルは次から次へと手加減無しに放たれていく。轟龍もバスターキャノンでミサイルを撃墜して応戦する。
轟龍 『数が多い・・・・!!』
丈 「民間人の被害だけは絶対に阻止だっ!!!」
ゴヴァアアアアアアッ、ゴヴァァ、ゴヴァアアアアアア!!! ゴヴァアアアアアア!!!
ズズズズズズドォオオオオ!!!
その最中、1機がバスターボンバー達の所に上陸した。この時、初めて生体兵器のサイボーグだということが視認された。
バスターボンバー 『おいでなすったか!!!ん?!こいつは・・・??!』
フレアダイバー 『武装した生体兵器だと??!』
ガンレイバー 『いくぞ、コンチクショウが!!!』
ガンレイバーがくって飛び掛る。ショットレイバーが止めるが既に遅く、やむえず援護で発砲する。
ショットレイバー 『あ!!バカ!!うかつに突っ込むな・・・・ったく!!!』
ディギゴオオオオンッ・・・・・ズドォガアアアアン!!
ガンレイバー 『てりゃああああ!!!』
ショットレイバーのエネギーランチャーが着弾すると同時にとび蹴りを繰り出す。
ドォガァアアアアンッ!!!
ガンレイバー 『どうだ?!・・・・・なに?!!』
ズガギャアアアアアンッ・・・・・ズズズズズウウウウ!!!
ガンレイバー 『がああああ!!?』
ヒットするが、カウンターアタックのフックを喰らってしまう。吹っ飛んで倉庫に突っ込む。
ショットレイバー『言わんこっちゃねえ!!!』
ディギゴォオン、ディギゴオオオオン!!!
ショットレイバーはとにかく撃ち放つ。それに続いてバスターボンバーとフレアダイバーが攻撃にかかる。至近距離からツインバスターシリンダーを撃ち放つフレアダイバー。
フレアダイバー 『ツイン・バスターシリンダー!!!』
ヴィドォドォドドォドォドォルルルルルルヴァゴゴゴゴアアアッ!!!
ズギャドォドォドォドォガアアアアアンッ!!!
バスターボンバーが、レールキャノンを撃ちこみ、拳を思いっきりブチかます。
ヴィディディギギギギギギギンッ・・・・ズズズズズズドォゴォオオオオ!!!
バスターボンバー 『うおらあああああああっ!!!』
作品名:新生勇者戦記 ブレイヴ・サーガ・ディザスター 第82話 作家名:Kブレイヴ