新生勇者戦記 ブレイヴ・サーガ・ディザスター 第82話
ズドォゴガアアアアアアアンッッ!!!
後ろに吹っ飛びそうになる敵。だが、持ち応え切先にエレキカッターがついた尻尾を大きく振ってバスターボンバーにブチかます。
サイボーグ13号 『キシャアアアアッ!!!』
ゴオオオオオオオッッ・・・・ズドォガァアアアアアアアアアンッ!!!
バスターボンバー 『ぐおおおおおお?!!』
そして両腕をかざし、ガトリングガンの砲身が姿を見せる。フレアダイバーとショットレイバーに撃ち放つ。
ガキンッ! ドゥヴォルルルルルルルルルルルルルゥゥゥゥ!!!
ドォドォドォドォドォドォドォドガガガガガアアアン!!!
フレアダイバー&ショットレイバー 『ぐああああああ!!!』
轟龍は、葛西沖で目標について追尾する。ここで射ても経ってもいられずバスターキャノンを撃ち放った。
ゴヴァギュアアアアアッ!!! ズヴァザアアアアアアアアアン!!!
海面に直撃するものの、海水と直にぶつかった為にビーム威力が消滅してしまう。すかさず丈はミサイルに切り替えて再度攻撃に移る。
丈 「ビームがダメならば・・・・ミサイルだっ!!!」
轟龍 『ミサイルランチャーッ!!!』
ドォドォドォドォドォドォドォシュシュシュシュゥゥゥッッ!!!
ドォドォドォドォドドォドォズズズザザザアアアアアン!!!
海面に直撃し、機体に中った為か爆煙が発生する。だが、次の瞬間背部が海面から姿を見せ、轟龍に向けてミサイルを撃ち放った。
ドォドォドォドォドォシュシュシュシュシュゴォオオオオオオオオオオオッッ!!!
轟龍 『来るッ・・・!!!』
丈 「フン!!」
不敵に笑いながら巧みにミサイル群を回避していく轟龍。その勢いに任せて海面に急接近し、レフトアームのスクリューガトリングをかざした。
丈 「この距離の連射兵装ならばっっ!!!」
轟龍 『破壊する!!!』
ヴォヴォヴォヴォドォドォドォドゥルルルルルルルルウウウウゥゥッ!!!
ドォドォドォドォドォドォガガガガアアンッ!!!
再び海中に没する敵。次の瞬間グワっと長いアームクロウが轟龍の脚を掴んだ。
轟龍 『・・・!!!』
丈 「なに?!!」
再び背部を見せると至近距離からグレネードランチャーを撃ち込む。
ズディギャゴオオオオオオオオオオンッッ!!!
不意を突かれた上に直撃を喰らった轟龍は掴まれたまま海中に没した。
毒島のサイボーグ14号を追跡するジェイデッカー・バーニアン。牽制の為に攻撃を加えるが、海水で威力が消滅してしまっていた。
ジェイデッカー・バーニアン 『くっ・・・やはりダメのようです!!!』
要 「そうか・・・・物理学的に勇気でも補え切れないか・・・!!!」
追尾エリアは既に荒川に突入しようとていた。ヘルトルーパー部隊が、チェーンガンを一斉に構える。
毒島は海中を加速しながら機体を浮上させた。サイボーグ13号に比べ更に武装強化が成されていた。両肩にはキャノン砲、両腰にはミサイルランチャー、両腕にはビーム砲、更にサイボーグ化された14号の口内には銃口らしきものがあった。
ジェイデッカー・バーニアン 『これが・・・・敵の正体!!?』
要 「こいつは・・・・サイボーグなのか??!」
陸自特生部隊長 「目標視認!!!あれは、生体兵器のロボットなのか??!ヘルトルーパー部隊!!!一斉射撃用意!!!てぇ・・・・。」
毒島 「さあ、ショータイムだ!!!」
ズドォドォドォドォドドドドドドドドドッシュシュシュウウウゥウウウウウッッ!!!
一斉に両腰から撃ち放たれたミサイル群が、両岸のヘルトルーパー部隊に向かって撃ち放たれた。轟音と共に次々と破壊される。
ズドォドォドォドォドォドォガガガガガズウウウウウウンッ!!!
ジェイデッカー・バーニアン 『なんて事だ!!!おのれ!!!』
要 「応戦するぞっっ!!!」
ジェイデッカー・バーニアンが、銃口を向けてJXランチャーとJXバスターを撃ち放とうとしたその時、毒島は外部スピーカーで周囲に言い放った。
毒島 『我が名は元東都生物工学研究員、毒島!!!私を認めなかったものたちに復讐する!!!尚、先日の生体兵器事件だが、どうだったかな??私の研究の意気込みが伝わってくれただろうか・・?!!これは自爆ショーだ!!!東京都民という都民を巻き込んでやる!!!こんな国くそくらえだああああああ!!!!』
要 「ひ、人が乗っているというのか??!くそっ・・・迂闊に破壊できない・・・!!!とにかくやつを殺さないように撃破するしかないっっ!!!」
ジェイデッカー・バーニアン 『はいっっ!!!最もなことです!!!』
ジェイデッカー・バーニアンの超AIには、悪だろうと人の命を尊重するという思考回路が備わっていた。これまでに無い事態にひたすら動揺する。その隙に付け入って毒島はサイボーグ14号のメガバスターを撃ち放つ。ゴジラの熱線のごとく撃ちだされるメガバスターが、ジェイデッカー・バーニアンに突き進む。
ズヴァアアアアアアアアアアアアアアアッッ!!!
ジェイデッカー・バーニアン 『くっ・・・!!!』
かわしてみせるが、攻撃に踏み込めない。その間にサイボーグ14号は振り返りながら荒川を北上し始める。
毒島 「砕け散れ、東京っっ!!!!」
ギュドォズヴァアアアアアアアアアアアアアッッ・・・ゴッズドォヴァアアアアアアンッッ!!!
狂気の攻撃が江東区の街を襲う。メガバスターと両肩のガナーキャノン、両腕のビーム砲が同時に放たれ、人々の営みを塵に変貌させる。
上陸しながら再度同じ攻撃を加える。
ズヴァギュドォガァアアアアアアアアアッッ・・・ヴァゴォオオオオオオオオオオォン!!!
要がジェイデッカー・バーニアンに呼びかける。
要 「激しい攻撃だ・・・・ジェイデッカー・バーニアン!!!攻撃の隙を手に入れるまでかわし切るぞ!!!」
ジェイデッカー・バーニアン 『了解!!!おおおおおおおお!!!!』
ギュドォアアアアアアアアアアアアアア・・・・・ドォドォドォドォドオオオオオオ!!!
突っ込むジェイデッカー・バーニアン。無論、攻撃の対象となるが、ここはJXブースターの真骨頂だ。要はJXブースターをフルに生かしてコントロールする。その間にも要は策を練る。
要 「ジェイデッカー・バーニアン・・・武装を破壊する!!!そうすれば被害の拡大を抑える事ができる!!!」
ジェイデッカー・バーニアン 『武器の破壊・・・・そういう手がありましたね!!!』
バシュッ、ズディギュゴオオオオオオオゥッ!!!
迷いを振り切ったジェイデッカー・バーニアンは、一旦離脱。そして再び要と意識を共にして一気にサイボーグ14号に立ち向かう。
作品名:新生勇者戦記 ブレイヴ・サーガ・ディザスター 第82話 作家名:Kブレイヴ