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新生勇者戦記 ブレイヴ・サーガ・ディザスター 第84話

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  和 「勇さぁあああああんっっ!!!」

  憂 「勇兄ちゃん・・・!!!」

  駅前のビルを崩し去りながらズンズンと迫るビーストロイド03。その時、燃え上がる炎の中からキングエクスカイザーが立ち上がった。ボディーの至る箇所に破壊光線の痕跡が残っていた。

  キングエクスカイザー 『くそが・・・・やってくれるじゃねーか・・・。』

  立ち上がったキングエクスカイザーに両方のソードを叩きつける。  

    ゴゴオオオオオオオオ・・・・・ズガドォズウウウウウウウンッッ!!!

  キングエクスカイザーはそこから舞い上がり、上空に向かってエネルギーを撃ち放つ。

  キングエクスカイザー 『カイザアアアアアアァ・ジェエエエエエット!!!』

  撃ち放たれたエネルギーの先からカイザージェットが飛んできた。瞬く間にカイザージェットは分離し、キングエクスカイザーはアーマーをパージさせ、急速で合体していく。獅子の顔が攻撃的なフォルムに変形し、ヘッドユニットも一新された。

  グレートエクスカイザー 『超越巨大合体・・・・グレートエクスカイザーッッ!!!!』

  空中で監視していたゾルが驚愕した。

  ゾル 「あ、あれは?!!データにあったグレートエクスカイザー!!!!くそっっなんてこったぁ!!!あの力はドライアス様に相当していたはず・・・!!!!」

  そのままグレートエクスカイザーは、握り締めていたカイザーソードに左手に発生させたエネルギーを融合させ、グレートカイザーソードの大剣を形成させた。


      BGM ♪ 「勝利の神剣!グレートエクスカイザー〜グレートカイザーソード〜」


  グレートエクスカイザー 『はぁあああっ・・・・グレートカイザーソードッッ!!!』

    ヴィギュィアアアアアアアアアッッ・・・・!!!!

  両手で握り締めたグレートカイザーソードの切先をビーストロイド03に向けるグレートエクスカイザー。

  ビーストロイド03は思いっきり両手のソードをグレートエクスカイザー目掛け斬り付ける。

  ビーストロイド03 「ギギュイイイイッ!!!」

  グレートエクスカイザー 『はぁあああああっ!!!!』

    ズガディギャシャアアアアアアアアンッッ!!!

  揮われるグレートカイザーソードの刃がビーストロイド03の両方の刃を斬り飛ばす。今度はグレートエクスカイザーが斬り掛かる。

    ドォオオオオオオッ・・・・ギャズディギャザアアアアアアァアンッ!!!!

  ビーストロイド03の右腕が破断される。グレートエクスカイザーは更にそこから反転し、背部を薙ぎ払って弾き飛ばす。背中の甲冑がこの斬撃で破壊された。

  グレートエクスカイザー 『せぇやああああああっっ!!!』

    ズドォガズシャアアアアアアアアアアンッッ!!!

  ビーストロイド03 「ギギガアアアウゥッッ!!?」

    ズガドォオゴオオオオオオオオオオオン・・・・

  吹っ飛ばされたビーストロイド03を睨みながら、グレートエクスカイザーは止めを刺すため、ギガ・サンダー・フラッシュを敢行する。激しい光が刀身から撃ち放たれる。

  グレートエクスカイザー 『ギガ・サンダアアアアァ・フラアアアアアアッシュッ!!!!』

    ヴィギュァアアアアアアアアアアアッッ!!!!

  巨大なエネルギーの刃がグレートカイザーソードの刀身から撃ち出される。それを振りかぶりながら突き進むグレートエクスカイザー。これに向かって破壊光線を撃ち放つビーストロイド03。

  ビーストロイド03 「ガアアアアアッ!!!」

    ヴィギュウイイイイッ・・・・・ズギャガドォオオオオオオオオオオオオオオ!!!

  だが、全く効果を示す事無くグレートエクスカイザーは高速で突き進む。そして獅子のオーラを撃ち飛ばしながら、グレートカイザーソードを振りかぶる。

    シュギュゴオオオオオッッ・・・・!!!

  グレートエクスカイザー 『・・・・・ぉぉおぉおおおおおおおおおおっっ!!!!』

    ヴィギュギギャシャアアアアアアアアアアアアアアアアアンッッッ!!!!

  巨大なエネルギーの刃で叩き斬られたビーストロイド03。切断部が崩れ落ち、グレートカイザーソードを構えたグレートエクスカイザーの背後で大爆発する。

    ディギイィンッ・・・ヴィディギズギャシャドォドォゴォオオオオオオオオンッッッ!!!!

  胸の獅子が勝利の咆哮をした。

    『ゴオオォゴオオオオン!!!』

  圧倒的なグレートエクスカイザーの前に、ゾルも撤退を余儀なくされた。シュラ同様に辛酸を舐めることとなった。

  ゾル 「くそっっ・・・新たな戦力が・・・・!!!覚えていろよっっ!!!」




  飛んだデートになってしまった勇達。その日の帰りは電車が使えなくなった為、エクスカイザーに無理やりな人数が乗ることとなった。竜也の膝の上に清次が乗る。

  純 「竜也、ずっとその状態で頑張ってね!」

  憂 「くすくす、がんばれぇー。清次君、しばらくがまんしててね?」

  清次 「うん・・・がんばる・・・それにしても俊君はカッコよかったなー男の俺でも憧れるよー・・・まさか闘える力があるだなんて!!!」

  竜也 「確かになー・・・・アレにゃ驚いた・・・・けどな、それよりもな、何が哀しくて男が膝の上に〜・・・・純が膝の上乗ってくれ〜。」

    ばきゃん!

  竜也 「いて!なにすんの?!」

  顔を真っ赤にして竜也をひっぱたく純。

  純 「いやよ!!竜也のえっち!!すけべっ!!ふん!!」

  憂 「くすくす・・・仲いいな〜。」

  和が後ろのやりとりをたじろいて見る。

  和 「あははは・・・ところで、勇さん。俊君はよかったの?」

  勇 「ああ。本人が良いって言ったんだぁ。それにある意味でクルマ持ってるしな!」

  和 「クルマ??」

  一方の俊はターボ・シュンのまま梓をおんぶして走行していた。梓はツインテールをなびかせながら顔を赤くして幸せそうにしている。

  俊 「『俺のクルマ』のほうが速いだろ?定員は限られた人だけだけどな!」

  梓 「はい・・・ちょっと恥ずかしいですけどね・・・。」

  俊 「おう!『ちょー・・・っとだけ』な!」

  梓 「俊さん・・・こんな格好でいうのも悪い気がしますけど・・・今なら言えそうだから・・・その・・・いいますね?」  

  梓が告白する――。俊はドキンとしながら確信した。

  梓 「私・・・今までずっと俊さんのこと、想って来ました。頼れるし、優しいし・・・いざというときは体を張って守ってくれた。それにあの時、率先してみんなを誘導してくれたから・・・放課後ティータイムは今、こうしていられるんです・・・私は・・・な、中野梓は・・・・俊さんのことが・・・好きですっっ!!!」

  ふわっとした瞬間が、一瞬のふわふわ時間が流れた。直後、俊も溜めていた想いを解き放つ。