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新生勇者戦記 ブレイヴ・サーガ・ディザスター 第86話

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  放たれた光りの彼方から高速でファイアーシャトルが飛来する。舞い上がりながら各パーツが分離して変形していく。腕、脚、両肩にパーツが合体。そして最後に胸部のウィングパーツが合体する。胸にフェニックスのエンブレムが浮かび、ヘッドユニットが紅い光りを放ちながら一新する。

  グレートファイバード 『最強武装合体・・・・グレートファイバァアアアアアドッッ!!!!』

  舞い降りた最強の勇者が反撃のゴングを鳴らす。召喚されるバーニングシールド。

  グレートファイバード 『バァアアニングシールドッッ!!!』

  そして装着されたバーニングソードの柄を握り締め、シールドから取り外す。

  グレートファイバード 『バアアアニングソオオオオドッッ!!!』

  ツバのレンズが光り輝き、炎のエナジーがバーニングソードの実体剣を形成させる。紅蓮に燃える刀身の切先をビーストロイド06に突きかざす。

  ビーストロイド06 「ギゴオオオオオオオオ!!!」

  ビーストロイド06はカギ爪を一気に振りかざしてグレートファイバードを砕こうと試みる。だが・・・。

  グレートファイバード 『・・・・せやぁああああッ!!!』

    ディギャバキャラアアアアアアァッッ!!!

  力をこめて振るわれたバーニングソードがカギ爪を粉砕させた。怒り任せにもう片方で叩き斬ろうとするが、これを意とも簡単バーニングシールドで受け止める。


            BGM ♪ 「太陽の翼−PREVIEW−」


    ガアアアアンッッ!!!

  ビーストロイド06 「ギュギョオオ??!」

  グレートファイバード 『無駄だ・・・・でやああっっ!!!』

    ザギズヴァシャアアアアアンッッッ!!!

  右腕が右薙ぎに揮われたバーニングソードで斬り飛ばされて吹っ飛ぶ。そこへ更にバーニングキャノンを見舞う。高出力ビームがビーストロイド06のボディーを更に吹っ飛ばす。

  グレートファイバード 『バァアアアアアニング・キャノンッッッ!!!!』

    ドォズドォヴァァアアアアアアアアアアアアアッッ!!!!

    ドォドォヴァガゴオオオオオオオオオオオオオ!!!!

  ビーストロイド06 「ギュギギイイイイイイイ!!!!」

  そしてグレートファイバードは空中高く舞い上がり、チャージアップを開始した。

  グレートファイバード 『・・・チャァアアアジ・アアアアップッッ!!!!』

    ヴィギュアアアアアアアアアッッッ・・・!!!!

  額から閃光を放ちながらバーニングソードを持ち上げ、足下から上空へ炎が巻き上がる。集束した炎が光を放って弾け、バーニングエネルギーの閃光が降り注ぐ。背後からは巨大なフェニックスのオーラがゆっくりと浮上していく。

  光りが弾けるようにフェニックスオーラがグレートファイバードと一体化すると、グレートファイバードはフェニックスのエンブレムを浮かばせて上空から一気にバーニングソードで斬り掛かる。

  グレートファイバード 『でぁああっ・・・バアァアアアアニング・スラッシュッッッ!!!!』

    ギュゴァアァァ――――――ッッザヴァガァズウウウウウウウウウンッッ!!!!

  縦に断裂されたビーストロイド06。切断部が爆発し、直後に本体が大爆発を巻き起こす。

    ディギャゴオオオオオオオンッッ、ヴァディギャズヴァヴァゴガアアアアアアアアアアンッッッ!!!!

  敵を撃破すると、バーニングソードの刀身からエネルギー粒子が放出されチャージが終息する。燃え盛る炎をバックに、グレートファイバードはバーニングソードとバーニングシールドを消滅させるように収容。胸のエンブレムが勝利の光を放った。

    ヴィギュギュウィィイイイインッッッ!!!

    キュフィフィフィアアアアアアア・・・




  戦闘を終え、帰路に着くダグオンチーム。勇士朗は現場の事後処理見学の為に要達の作業に立ち会う。蒼く暮れはじめた空の下を律と蓮が歩く。そして律はタイミングを見計らって告白しようとした。

  蓮 「勇士朗のヤツ、仕事の勉強の為に立ちあうのかぁ・・・感心するぜぇ。」

  律 「澪は勇士朗に付き添うってさぁ・・・あのさ・・・蓮・・・いつもありがとな・・・。」

  蓮 「いいって・・・気にすんな・・・それよりも前から思ってたんだけどな・・・。」

  律はもしやと思った。蓮からの告白を予感した。

  律 「え?!何?!」

  蓮はちょうど路地の外灯が灯る所で立ち止まって律に振り向いた。すると律のカチューシャを手にとってみせた。

  律 「あ!何すんだよぉ!私のカチューシャぁ!お互いのトレードマークだろ!」

  蓮 「・・・・やっぱ、カチューシャ無いほうが・・・その・・・か、可愛いぜ・・・似合ってるわ。うん。」

  律 「え??な、なにいってんだよ、もう!からかうなよー!」

  蓮 「からかってねーって。ホント可愛い。これで無敵だ、律っちゃん。俺はもう、ぶったおされたぜ・・・。」

  律 「へ??どういうことなの??」

  いつになく真剣に、かつもじもじしながら蓮は話し始めた。

  蓮 「だから・・・その・・・あ、いや別に俺は外見で決めたわけじゃねーゾ。両方だよ両方!家庭的だし、弟想いだし・・・・いつ言おうか迷ってたんだ。高校生活ももたもたしてると終わっちまうしさ・・・・つまりだっ!!!俺、前からずっと律っちゃんの事、好きなんだよ!!!」

  ふわっと風がなびく。この瞬間今までの悩んでいた事が一気に吹き飛んだ。律も後手に回りつつ告白する。

  律 「・・・・・わ、わたしも前から蓮が好きだった・・・一緒に居て落ち着くし、うまも合うしさ・・・蓮、ちょっといい?」

  蓮 「お??」

  キスを期待した蓮をいい意味で裏切る律。蓮のカチューシャを取ったのだ。

  律 「あんたも似合うよ・・・カチューシャ無いほうが☆」

  蓮 「そっか・・・・・・・今から彼氏彼女って事でいいのか??俺達。」

  律 「ああっ☆もちろん!!へへへへっ!!」  


  つづく