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綾部と真冬のお弁当事情

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いつも通りの二人


真冬と綾部がお昼を食べるようになり材料費を払えば豪華なものが食べられる。
最近は綾部も優しくて友情が深くて時に厳しい彼に対して真冬は嬉しかった。
綾部と二人きりか友人二人と食べることもあるがなぜか彼らは二人きりにする。
綾部も理由は知らなくてただたまに二人で食べるのも楽しかった。
いつしか当たり前になる二人の関係だった。
真冬と食べるのは当たり前で家族問題が解決してからも親しくしている。
綾部は面倒見が良くて何かと親切で勉強も教えてくれる。
真冬は早坂と食べることも多いが彼と食べるのも好きである。
敵同士として知り合っていたもののいわゆる友達になっていた。
綾部はあいかわらず真冬には厳しい面もある。
しかし彼は真冬をとてもよくしてくれて真冬は綾部が大好きだった。
「黒崎なんやねん。
俺のことジロジロ見てなんかあるんか?」
「あやべんって寮長やりながらこれ作ってるの?」
「当大体あんたこそいつまであんなこと(夏男)続けるつもりや。
いつかばれると思うんやけど風紀部は早坂や由井は気づいてないんか?
渋谷は多分気づいてるやろ?」
彼は優しいので黙っているが心配している。
綾部は役員でも中立なタイプで真冬の正体は言いふらすつもりはないようだ(HC13巻参照)綾部は真冬を見ながら不安げに聞いていた。
「今のところ番長とアッキーとあやべんと佐伯先生くらいしか知らないや。
ばれないもんだよね」
「何で担任が知ってるんや?」
「色々あって」
「まあええわ。
あれだけ仲が良くてもばれないもんやな」
たしかにばれないままで師匠扱いで強さを由井は同士としてみている。
早坂と由井は鈍いので気がつかない。
早坂はたとえ目の前で由井が池から出ても気がつかなくて(HC4巻参照)由井は自分の気持ちにも他人の気持ちにも鈍い(HC10巻参照)。
そんな彼らだからこそ安定している付き合いができる。





それから綾部は真冬とは仲良しでたまに勉強を教えてくれる。
綾部は特待生のこともあって成績優秀のためわかりやすい。
「あやべん頭よかったんだね」
「前もってやらなわからへんしな。
赤点とりたくないやろ」
「まあ緑ヶ丘は平均低いしね」
「黒崎も解答欄ずらさなければ優等生やろ。
もったいないやろ」
綾部は教科書を読んでいた。





綾部は穏やかな顔をしている。
「何でわかるの?」
「黒崎はどっかの天然よりはよ飲み込むやろ。
そこ文法間違うとる」
「あれ?」
「今回たしか修学旅行かかってるんやったな。
今からミス増やすと困るで?」
平均も上がり勉強している人も多く周囲は勉強モード一色だった。
それは綾部も同じで真冬もそうである。





真冬が綾部と勉強を図書室でしている。
「あやべんは寮で勉強してるの?
あの二人と」
「あいつらがいると七割質問やから集中できなくてな。
黒崎の方が頭ええやろ」
「できたよ」
「全問正解や。
この分宿題や。
早坂と由井待ってるんやろ?
はよ行けや」
綾部が教科書に丸をつけていると軽く手を振り別れていた。
綾部が教科書を見ながら勉強していた。
出ていくまで綾部が真冬を見ていることに真冬は気がつかなかった。





真冬が部室に行くと三人ともいた。
「また綾部といたのか。
ここのところずっとだな」
「真冬さん最近寮長(綾部)に勉強教えてもらってるんですよ」
「綾部に?
あいつ頭よかったんだな」
「真冬さんのことが好きだから勉強教えてるのかもしれませんよ。
もてますね」
「あやべん私のこと妹扱いだよ。
あり得ないよ」
「「「「……」」」」
「真冬さんってさりげなく人を傷つけますよね」
「アッキーあんたこそ私の名前出して悪さしてたよね」
「なら今から本人に聞いてみたらどうだ?
今から呼んでくる」
由井はバタバタとかけていく。
周りはそれまずいだろうという顔をしていた。
だが止めても無駄なので黙っていた。
それが由井の面倒くさいところだった。





綾部が面倒な顔で部室に来ていた。
「いきなりなんやねん由井。
俺勉強してたんやけど何かあるんか?」
「直球で聞かせてもらうぞ?
綾部は黒崎が好きなのか?」
「~っ!?//」
「「「「(図星か)」」」」
「(何でわかるん
俺そんなにわかりやすいんか)」
「あやべん」
「出ていっちゃいましたね」
綾部は赤くなりながらバタバタと出ていっていた。





綾部はズルズルと廊下に座り込んでいた。
赤い顔をしていてギターケースを抱き締めている。
「はあ」
「麗人風邪でもひいたの?」
「会長」
「黒崎さんが好きなんだろう?」
「はい」
「頑張って」
「俺って分かりやすいんですか?」
「そうかもしれないね。
安心して誰にもいうつもりないから僕は応援してるよ」
「ありがとうございます」
生徒会室に向かう二人だった。





次の日綾部は悩んでいた。
「ストーカー女(真冬)が好きって風紀部にばれたのか」
「恥ずかしくなって部室を飛び出したのか?」
「「何で告白しなかったんだよ。
おまえ彼女が好きなんだろ?」」
悩める少年(綾部)にダメ出しをする。
綾部はふられたくなくて出てきていた。
「綾部来てるぞ黒崎さん」
「え」
「「嘘でーす」」
「自分らなあ」
「綾部黒崎さんが呼んでるぞ」
「黒崎が?」
真冬が綾部に手を振っていた。





真冬と話すために屋上に移動していた。
「昨日は逃げてごめんな。
今やからはっきりいわせてもらうと俺黒崎が好きなんや。
初めはあんたは仲の良い友達でしかなかったんや。
でも黒崎の存在がどんどん大きくなってたんや」
「あやべん私ね」
「俺と付き合ってくれへんか?
返事はいつでもええから俺いつまでも待てるで。
考えてほしいんや。
俺にとってお前が大好きなんは変わらへんし待つからほしたらもう授業始まるから教室戻ろうや」
綾部は屋上を後にしていた。





綾部が真冬に告白をしていた。
それを二人に話していた。
「さっき告白したのか?」
「返事も聞かないで考えろっていったのかよ」
「しょうがないねん。
気力使いきったんや」
「「女子か」」
「普段偉そうに説教しまくるくせに」
「外出届出せって騒ぎ立てるくせに」
「恋愛には不器用だな」
「綾部がんばれー」
笑いまくる二人を無視していた。




一方真冬は教室で早坂に話していた。
「綾部が?
へえそれで付き合うのか?」
「わからない」
「わからねえって黒崎綾部の気持ちを無下にするなよな。
綾部なんだかんだいっておまえのこと考えてくれるじゃねえか。
わざわざ弁当作ってくれたり親しくしてるだろ。
悪いやつじゃねえだろ綾部」
「わかんないってそういうことじゃなくていままで友達だったから好きとか考えたことないんだよね。
あやべん優しくてでも彼は私を好きなんだって知ると悩むんだよね」
作品名:綾部と真冬のお弁当事情 作家名:アオイ