Ib ~とある美術館での物語~
私はとりあえずバラをハンカチが入っていない方のポケットに入れた。
少しちくちくするがハンカチをダメにするといけないのでがまんすることにした。
バラをしまった私はこれからどうするかを考えてみた。
とにかくお母さん達の所へ戻りたいが私がここにどうやって来たのかわからない。
そして今進めそうなのは少し進んだ所にあるドアくらいである。
・・・このままここにいてもしょうがない、そう思い私は立ち上がりドアの方へ歩き出した。
ドアを見てみると青一色でドアノブのみが黄色くなっていた。
私はドアを開けて中へ入ってみるとそこは壁や床が緑色に染まっている通路になっていた。
通路はL字型になっているみたいで私から見て右側と正面に道がある。
右側には虫の絵がいくつか飾ってあるようでそれ以外は特になにもなさそうであった。
とりあえず私は絵が飾ってある方へ向かった。
飾ってある絵は「テントウムシ」、「ハチ」、「チョウ」、「クモ」、「トンボ」など虫に関する絵があった。
作品名:Ib ~とある美術館での物語~ 作家名:エグゼター