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Ib ~とある美術館での物語(2)~

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「さて、探すとは言ったけどどこから探しましょうか・・・」

通路を進んだ先は円状の広場があり、そこからは3本の分かれ道となっていて道はそれぞれ真っ直ぐ延びていた。

道幅は右側と左側が真ん中より広く車が一台くらいなら楽に通れそうだった。

逆に真ん中の通路は私とギャリーが並んで歩くには少し狭い感じだった。

「どこから探すギャリー?」

「そうね・・・とりあえず左から順に行ってみようかしら」

そう言って私達は左側へ進み始めた。

左側の通路は行き止まりとなっていてはいたが指輪が落ちているかもしれないので奥まで進んでみることにした。

しかし、少し進んでみると床のあちらこちらが小さくひび割れたと思うとそこから目玉が出てきた。