Ib ~とある美術館での物語(3)~
展示物
―ギャリーサイド―
ドアを通った先には文字のZのようになっている通路があった。
通路には特になにもなく次の部屋へと続くであろうドアには鍵はかかっていなかった。
「とりあえず何もなく次の部屋へ行けそうね」
私はそう呟いてドアを開けた。
だが次の部屋に入ってみるとその光景に驚いた。
「なにこのマネキンの首の数は!」
次の部屋は一直線の長い通路となっていて、通路の奥にはドアらしきものが見えた。
問題はマネキンの首が通路の両側にキレイに並んでいた。
「なんだか気味が悪いわね・・・、イヴ念の為アタシから離れないようにね」
「う、うん・・・」
作品名:Ib ~とある美術館での物語(3)~ 作家名:エグゼター