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ゆらのと

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指が引き抜かれる。
ふっと気が抜けた身体に、指ではないものが当てられる。
こちらの欲情に火がついて、充分に高まるまで、待ってくれていたのだろう。
すっかり太く堅くなっているものが、中に荒々しく押しこまれてくる。
何度も経験したことのある大きさではあるものの、受け入れるのにはぎりぎりで、狭いところを強引に押し広げられる痛みや苦しみも感じる。
「っ……!」
奥まで刺し貫かれる。
自分に空いていたところがいっぱいいっぱいまで広げられて、どうにか収まっている。
そこが、ひどく熱い。
強く脈打っている音が身体に響いている。
「小太郎」
銀時が身を寄せてくる。
愛おしそうに触れてくる。
唇を重ねた。
ぞくりとする。
少し離れて、銀時がこちらを見ている。
その眼差しが胸に迫る。
「銀時」
好きだ。
強く思った。
その身体に腕をやり、想いを伝えるように抱きつく。
「小太郎」
また、銀時が名前を呼んだ。
それが耳に心地良く響く。
銀時が腰を動かし始めた。
身体の内側から揺さぶられる。
「ああっ」
この部屋の中では、よほどの大声でもない限り、外には聞こえない。
それを、もう、知っているから、声を抑えない。
銀時の激しい動きに、声をあげる。
痛いからではなくて。
その真逆で。
あまりにも良くて。
自分で聞いていて恥ずかしくなるぐらいの甘い声が出た。
「すげェ、いい」
銀時が乱れた息の合間に、ひとりごとのように言った。
その銀時のものを、自分はくわえこんでいやらしく締めつけている。
気持ちが良くて、たまらない。
もう、頭には銀時のことしかない。
銀時のことしか思わない。
作品名:ゆらのと 作家名:hujio