二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

ゆらのと

INDEX|245ページ/373ページ|

次のページ前のページ
 

お互いの呼吸がせわしなくなっている。
ふいに、張りつめているものを触られた。
今それを刺激されたら。
出る。
「小太郎……!」
銀時が名を呼ぶのが聞こえた。
中に吐き出される。
それを感じながら、意識を失った。
しばらくして。
髪をなでられている。
すぐそばに、銀時の身体があった。
眼を向けると、その眼差しとぶつかった。
胸の中で心が揺れる。
桂は身体を起こした。
そして、こちらを向いていた銀時の身体を倒した。
あおむけにさせる。
その身体の上に、身を寄せる。
胸に頬をそっと置く。
自分の身体の中にはさっきまでの銀時の行為の証が残っている。
まだ入っているような気すらする。
肌の上にも、銀時の手のひらや唇の感触がある。
あの男の感触はもうどこにもない。綺麗さっぱり無くなっている。
銀時が消し去った。
さらに、護ってくれているように感じる。
ふと、銀時が手を握ってきた。
桂はその手を握り返し、身体を起こす。
銀時を見る。
自分の、幼なじみで、恋人だ。
「銀時」
想いが胸にこみあげてくる。
「愛している」
その想いを、素直に告げた。
それから、身を寄せていき、唇を重ねた。











作品名:ゆらのと 作家名:hujio