こらぼでほすと 解除7
ふたりして、ぴっとりとくっついたままで会話しているが、キラは視線をパネルに転じたままだ。セキュリティーは復活させたが、マザーは掌握したままになっている。それを使って、『吉祥富貴』への攻撃がないのか確認している。ラクス・クラインを奪還したのが、誰なのか、なんてことは見ただけでわかる。ラクスは、この別荘からオーヴに向かうのだから、考えなくても奪還したのはキラだ。だが、証拠が一切ないし、ユニオンがラクスを拉致した事実も証拠がない。だから、歯軋りしているだろうから用心はする。プライベートジェットの護衛に、シンとレイも参加してもらうことにした。イザークとディアッカと総勢四名でMSで護衛する。ここまですれば、ユニオンのほうも仕掛けては来ないだろう。もし、そういう動きがあれば、キラとアスランも参戦するつもりで、MSの準備はさせている。
作品名:こらぼでほすと 解除7 作家名:篠義