Angel Beats! ~君と~
第19話 Game start! Part3
SSSチームは相手を翻弄。そのショックでもう目が死んでいた。
渋々、その場を立ち去る相手。無様だった。
「弱い」
ゆりは蔑んだ眼で相手チームを見送った。
「凄いな音無、3連続バッターアウトなんてさ」
日向は音無を讃えると麦茶を飲んだ。
ちなみに、これは陽動隊が集めた物。クーラーボックスの中にはスポーツドリンク、炭酸飲料、様々な物が入っている。圧倒的に炭酸飲料が人気。
「Wonderful!」
ヘッドスピンをしながら音無を誉めた。
(TKって頭にヘルメットをせずにヘッドスピンするんだな・・・・・頭痛くないのか?いやそもそもここ、地面だよな汚れないのか頭?本当謎だなTK・・・・)
音無は頭を悩ませながら緑茶を貰った。良くここまで飲料水を用意したものだ。
「竹山君次の対戦相手は誰かしら?」
「次は日本全国大会準優勝チームのピッチャーが率いるチームのようですね。それと僕の事は『ク――――」
「全国大会準優勝チームか・・・・・侮れないわね」
「全国大会って・・・・」
日向は顔を真っ青に染めた。
「どうした?日向」
「俺、ソイツと闘った事あるんだよ・・・・・」
「へ~日向君やった事あるんだ・・・喧嘩」
「ちげぇよ!」
「な~んだ紛らわしい言い方をして」
何故か落ち込むゆり。
「喧嘩なんかやったらここに居ねぇだろ!」
「それもそうね・・・・・・・・残念」
ボソッと最後に日向に聴こえない様呟いた。
「日向君」
ゆりは続けた。日向はそれに応えた。どうやらさっきの言葉は聞こえてはいないみたいだ。
「闘った事があるって言ったわね。どうだったの?そのピッチャー?」
「話せば永くなる。聞かない方がいいぜ」
麦茶を飲み終わるとどこか寂しい眼でペットボトルを見つめた。
どうやら何か因果関係があるみたいだ。
「出っっっっっっっっったよ臭い台詞。気持ち悪いわ!日向君!何処かに失せて頂戴!」
「おい!ゆりっぺそんなこと言うなよ!しかも何だよ異様に長く使うなよちっちゃい『つ』!お前の方が気持ち悪いわ!」
「何ですって!?」
「何か文句あんのかこんの野郎!!」
二人の目から光線が出ている。実際にでないが・・・。
「日向君表に出ろや!!!」
「ここ表なんですけどーーーー!どうしたゆりっぺ頭可笑しくなったのか!尚更気持ち悪いぜ!!」
「あんですって!?何よその態度!私は監督よ!か・ん・と・く!!!」
「へんだ。そんな事関係ねぇよ!このヘタレ監督!!」
「テメェもういっぺん言ってみぃ!!」
「おう何度でも言ってやるさ!!このヘタレ!!!」
「駄目秀樹が!!」
「あ゛あ゛あ゛あ゛!?それ言っちゃう!?このマヌケ!!」
この二人の姿に皆呆れていた。
「遊佐」
「何でしょう音無さん?」
「この口喧嘩いつまで続くのか判るか?」
「判りません」
「速答かよ・・・・・・」
SSSメンバーは馬鹿な二人をじっと観ていた。
これはこれで面白いかもしれない。
「ねぇねぇ音無君」
いつの間にか居た。案外陰薄いなと、思う。
「大山どうした?」
「あの二人どうやって停めようか?」
「さあ?」
くそったれが!とか、へたれば!とかもう言いたい放題な二人。
「俺に任せろ・・・・」
「野田君・・・・・!」
ここに勇者が誕生。さてあの狂暴な二人を止められるのだろうか。
「野田・・・」
勇者は歩き出した。二人を止める為に・・・・・・。
「へたればいいさ!」
「お前はそれしか言えないのか自動再生機器が!」
「何ですって!?」
最早もう二人は対立。
そんな場所に勇者野田が武器を持たず、ただあるのは素手。最悪の場合それしか方法が無い(手を出すのは日向だけ)。
そして―――――――、
「おい」
『ああ?』
物凄い殺気を放ちながら二人は野田を睨み付けた。
「すみません。何でも無いです・・・・・・」
敢えなく撃沈。一瞬にしてヒットポイントが0になった。何も武装をしなかったからだろう。
その光景を観ていた二人は。
「阿呆だ・・・・・・」
「・・・・阿呆ですね」
「野田君・・・・」
野田がその場を立ち去るとまたゆりと日向は言い合いを始めた。
野田は適当にベンチの隅っこで悄気た。哀れだ。非情に哀れだ。
「仕方が無い。ここは俺が行くか・・・・」
「藤巻君・・・・」
また勇者が誕生。果たして二人を止める事ができるのだろうか
(俺に何の武器も無ぇ。有るのは拳か・・・・・)
覚悟を決めると二人の元へと行った。
「大丈夫なんでしょうか藤巻さん」
「藤巻君のことだよ。何か案が有るよ。きっと大丈夫」
(まあ、そうだよな。きっと大丈夫だよな)
ここ(SSS)に来てあまり間もないが藤巻は少なくともマシなヤツ、つり目で少々怖いが根は良いヤツ。希望がある。
「おい二人共いい―――――」
『ああ?』
藤巻の言葉を遮るととてつもない威圧を放った。
「ごめんなさい・・・・・・」
勇者藤巻は精神に一億のダメージ。
藤巻は勇者としての自覚が無くなった!
藤巻はLVが下がった!
その他色々下がった!
「藤巻君・・・・・・・」
返事が無い。ただの屍の様だ。
屍はベンチの隅っこに行った。
「阿呆だ」
「阿呆ですね」
「藤巻君・・・・・・・」
こうしている間にもゆりと日向は言い合いを続けた。
「お前の母ちゃんデベソ~~」
「俺のお袋はデベソじゃありませんから!」
「あーら日向君何でそんな事解るのかしら?もしかしてマザコン?キモッ!」
「お前こそ何でデベソが解るんだよ!もしかして俺の事をストーキング?気持ち悪!!」
何だか哀れ、そんな眼で二人を見た。
「仕方が無いここは僕が―――――」
「待て大山」
また勇者が誕生とも思いきや音無が停めた。
「どうして?あの二人を止めなきゃこっちが何か恥ずかしいよ!」
まあ大山の言う事は間違ってはいない。
ここはグラウンド。仮にも野球場になっている。観客席に居るギャラリーは次の試合が始まるまで適当に何かして過ごして居る。
何人かはトイレ。観客席では暇潰しにゲームをしていたり、カードゲームをして遊んでいる。
そこで何らかのトラブルが在ればそっちに注目する。仮にゲームやカードゲームをしていたとしてもこっちに注目する可能性が有る。
夜に花火が上がればそこに皆が見る。それと同じ事。
「考えてみろ大山」
「何を?」
「仮にお前が二人を止めに行ったとする。だが敢えなく撃沈。失敗。次にこのメンバーの中で誰かが止めに行く。これも失敗。大山、俺が何が言いたいか解るか?」
「それってつまり、何をやっても無駄って事?」
「そう。さらにこう言う事も考えられる」
結弦は更に提案をした。
「無限ループ」
「無限ループ?」
無限ループ。遊○王で言うなら、もう面倒なのでWikiで見て下さい。
「飛ばしやがりましたね」
「飛ばしたな」
「飛んだね」
こうしている間にもSSSメンバー全員で止めに行ったが敢えなく撃沈。
SSSチームは相手を翻弄。そのショックでもう目が死んでいた。
渋々、その場を立ち去る相手。無様だった。
「弱い」
ゆりは蔑んだ眼で相手チームを見送った。
「凄いな音無、3連続バッターアウトなんてさ」
日向は音無を讃えると麦茶を飲んだ。
ちなみに、これは陽動隊が集めた物。クーラーボックスの中にはスポーツドリンク、炭酸飲料、様々な物が入っている。圧倒的に炭酸飲料が人気。
「Wonderful!」
ヘッドスピンをしながら音無を誉めた。
(TKって頭にヘルメットをせずにヘッドスピンするんだな・・・・・頭痛くないのか?いやそもそもここ、地面だよな汚れないのか頭?本当謎だなTK・・・・)
音無は頭を悩ませながら緑茶を貰った。良くここまで飲料水を用意したものだ。
「竹山君次の対戦相手は誰かしら?」
「次は日本全国大会準優勝チームのピッチャーが率いるチームのようですね。それと僕の事は『ク――――」
「全国大会準優勝チームか・・・・・侮れないわね」
「全国大会って・・・・」
日向は顔を真っ青に染めた。
「どうした?日向」
「俺、ソイツと闘った事あるんだよ・・・・・」
「へ~日向君やった事あるんだ・・・喧嘩」
「ちげぇよ!」
「な~んだ紛らわしい言い方をして」
何故か落ち込むゆり。
「喧嘩なんかやったらここに居ねぇだろ!」
「それもそうね・・・・・・・・残念」
ボソッと最後に日向に聴こえない様呟いた。
「日向君」
ゆりは続けた。日向はそれに応えた。どうやらさっきの言葉は聞こえてはいないみたいだ。
「闘った事があるって言ったわね。どうだったの?そのピッチャー?」
「話せば永くなる。聞かない方がいいぜ」
麦茶を飲み終わるとどこか寂しい眼でペットボトルを見つめた。
どうやら何か因果関係があるみたいだ。
「出っっっっっっっっったよ臭い台詞。気持ち悪いわ!日向君!何処かに失せて頂戴!」
「おい!ゆりっぺそんなこと言うなよ!しかも何だよ異様に長く使うなよちっちゃい『つ』!お前の方が気持ち悪いわ!」
「何ですって!?」
「何か文句あんのかこんの野郎!!」
二人の目から光線が出ている。実際にでないが・・・。
「日向君表に出ろや!!!」
「ここ表なんですけどーーーー!どうしたゆりっぺ頭可笑しくなったのか!尚更気持ち悪いぜ!!」
「あんですって!?何よその態度!私は監督よ!か・ん・と・く!!!」
「へんだ。そんな事関係ねぇよ!このヘタレ監督!!」
「テメェもういっぺん言ってみぃ!!」
「おう何度でも言ってやるさ!!このヘタレ!!!」
「駄目秀樹が!!」
「あ゛あ゛あ゛あ゛!?それ言っちゃう!?このマヌケ!!」
この二人の姿に皆呆れていた。
「遊佐」
「何でしょう音無さん?」
「この口喧嘩いつまで続くのか判るか?」
「判りません」
「速答かよ・・・・・・」
SSSメンバーは馬鹿な二人をじっと観ていた。
これはこれで面白いかもしれない。
「ねぇねぇ音無君」
いつの間にか居た。案外陰薄いなと、思う。
「大山どうした?」
「あの二人どうやって停めようか?」
「さあ?」
くそったれが!とか、へたれば!とかもう言いたい放題な二人。
「俺に任せろ・・・・」
「野田君・・・・・!」
ここに勇者が誕生。さてあの狂暴な二人を止められるのだろうか。
「野田・・・」
勇者は歩き出した。二人を止める為に・・・・・・。
「へたればいいさ!」
「お前はそれしか言えないのか自動再生機器が!」
「何ですって!?」
最早もう二人は対立。
そんな場所に勇者野田が武器を持たず、ただあるのは素手。最悪の場合それしか方法が無い(手を出すのは日向だけ)。
そして―――――――、
「おい」
『ああ?』
物凄い殺気を放ちながら二人は野田を睨み付けた。
「すみません。何でも無いです・・・・・・」
敢えなく撃沈。一瞬にしてヒットポイントが0になった。何も武装をしなかったからだろう。
その光景を観ていた二人は。
「阿呆だ・・・・・・」
「・・・・阿呆ですね」
「野田君・・・・」
野田がその場を立ち去るとまたゆりと日向は言い合いを始めた。
野田は適当にベンチの隅っこで悄気た。哀れだ。非情に哀れだ。
「仕方が無い。ここは俺が行くか・・・・」
「藤巻君・・・・」
また勇者が誕生。果たして二人を止める事ができるのだろうか
(俺に何の武器も無ぇ。有るのは拳か・・・・・)
覚悟を決めると二人の元へと行った。
「大丈夫なんでしょうか藤巻さん」
「藤巻君のことだよ。何か案が有るよ。きっと大丈夫」
(まあ、そうだよな。きっと大丈夫だよな)
ここ(SSS)に来てあまり間もないが藤巻は少なくともマシなヤツ、つり目で少々怖いが根は良いヤツ。希望がある。
「おい二人共いい―――――」
『ああ?』
藤巻の言葉を遮るととてつもない威圧を放った。
「ごめんなさい・・・・・・」
勇者藤巻は精神に一億のダメージ。
藤巻は勇者としての自覚が無くなった!
藤巻はLVが下がった!
その他色々下がった!
「藤巻君・・・・・・・」
返事が無い。ただの屍の様だ。
屍はベンチの隅っこに行った。
「阿呆だ」
「阿呆ですね」
「藤巻君・・・・・・・」
こうしている間にもゆりと日向は言い合いを続けた。
「お前の母ちゃんデベソ~~」
「俺のお袋はデベソじゃありませんから!」
「あーら日向君何でそんな事解るのかしら?もしかしてマザコン?キモッ!」
「お前こそ何でデベソが解るんだよ!もしかして俺の事をストーキング?気持ち悪!!」
何だか哀れ、そんな眼で二人を見た。
「仕方が無いここは僕が―――――」
「待て大山」
また勇者が誕生とも思いきや音無が停めた。
「どうして?あの二人を止めなきゃこっちが何か恥ずかしいよ!」
まあ大山の言う事は間違ってはいない。
ここはグラウンド。仮にも野球場になっている。観客席に居るギャラリーは次の試合が始まるまで適当に何かして過ごして居る。
何人かはトイレ。観客席では暇潰しにゲームをしていたり、カードゲームをして遊んでいる。
そこで何らかのトラブルが在ればそっちに注目する。仮にゲームやカードゲームをしていたとしてもこっちに注目する可能性が有る。
夜に花火が上がればそこに皆が見る。それと同じ事。
「考えてみろ大山」
「何を?」
「仮にお前が二人を止めに行ったとする。だが敢えなく撃沈。失敗。次にこのメンバーの中で誰かが止めに行く。これも失敗。大山、俺が何が言いたいか解るか?」
「それってつまり、何をやっても無駄って事?」
「そう。さらにこう言う事も考えられる」
結弦は更に提案をした。
「無限ループ」
「無限ループ?」
無限ループ。遊○王で言うなら、もう面倒なのでWikiで見て下さい。
「飛ばしやがりましたね」
「飛ばしたな」
「飛んだね」
こうしている間にもSSSメンバー全員で止めに行ったが敢えなく撃沈。
作品名:Angel Beats! ~君と~ 作家名:幻影