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Angel Beats! ~君と~

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お待たせ致しました、遊佐の視点から見てみるSSSの一日(?)でございます。
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第33話 遊佐Diary

『目覚めたら、眠すぎる朝にはオロナミンゼェェェェェェェエエエエエッッッッッッット!!!』

 プチんと、朝の目覚めには悪いCMを消す遊佐でございます。
 ちなみにさっきのバックミュージックとして起用されたのが、『My Soul,Your Beats!』です。
 良い曲ですよね。この曲、応募者の中から『Sad Machine』というバンドが、貴方の歌詞に曲を付けます、とファンサービス旺盛なバンドですよね。

 その中に一通だけ歌詞と楽譜が送られて来たそうです。実際にやってみたところとても良かったそうです。
 使ったのは、ピアノです。そこに、Sad Machineがバンドの歌詞と合わせたのが『My Soul,Your Beats!』です。
 送り主によると、夢に出てくるものを歌詞にした、らしいです。
 手紙に名前は無く、住所も書かれていなく、Sad Machineが呼び掛けをしているんですがまったく来ないんです。
 不思議ですね…。

 さてと、学校へ行きますか…と言っても近いんですよね……ここ、学生寮ですし…。
 意外に気付かない人もいるかもしれない様な所にある、ここ。現在は私とゆりっぺさんと岩沢さん位しか住んでいないんですよ。
 学生寮は住むのは無料。家賃や光熱費、水道代、色々無料です。大体3LDK位の大きさ。その代わり自分で住めるように家具は揃えなければなりません。

 前に言ったのですが一つ追加です。今日は休日ですが、ゆりっぺさんが大事な話があると言う訳で行かなければなりません。
 サボったらサボったで、罰ゲームがあります。

 私はそこまでMではありませんので、行きますよ。
 基本的に学校がお休みの日は私服でも大丈夫なんですよね(部活によりますが)。
 因みに、私達は制服です。
 理由は良く解りませんが、懐かしい気がするんですよね(皆さんも)。








 いつもの様に旧校長室のドアを開けるとそこには、藤巻さんとしおりんさんと大山さんが居ます。
 珍しいですね、私がいつも来るのが一番なんですが。

「ねぇ…どうしたら良いかな……この状況………」

「ずっとそのままにしたら良いんじゃね?」

「そ…そんな……」

 大山さんどうしたんでしょうか…来てみて早々に……

「お二人さんアッツイね~☆」

「…そんな関根さん助けてよ……」

 少し近付いて様子でも……このソファーは凄いんですよ。フカフカしてて……何故小枝さんが……?
 ソファーが死角になってて見えません……不覚です。
 小枝さん、入部はしたんですけどね…一応……
 理由は解りませんが。

「お、遊佐じゃん」

「おはよーゆさゆさ」

「おはようございます。しおりんさん、藤巻さん。大山さん、お熱いですね」

「そ、そんな…」

 小枝さんが大山さんの右に座って大山さんの右腕を抱いて寝ている状況で、どうやったら熱くないと言えるんでしょうね。

「すー…スぅ…」

 寝息を立てて凄い幸せな顔をしてますね…

「僕の話を聞いてよ」

 と、大山さんが小さい声で事情を話す。小枝さんを気に掛けている様ですね。








 僕はゆりっぺに何をされるか分からないから、朝の5時30分に起きたんだ。

 関根
「ちょ…それ早いって」

 んで、眠気覚ましにラジオ体操を…

 藤巻
「………」

 遊佐
「…ラジオ体操……」

 それで、朝にパンを食べて出掛けたんだ。

 関根
「なんか……」

 藤巻
「普通過ぎるな…」

 遊佐
「……」

 で、学校に着いて一気に眠気が襲って来たんだ。

 藤巻
「…当たり前だな」

 それでここに着いて誰も居ないから…

 遊佐
「ソファーで寝た……と言う訳ですね」

 うん、そうなんだ。
 で、起きてみたら

 関根
「りんりんが居たわけだね」










「分かってくれた?」

 大山さんの朝って…何か普通ですね……

「それにしても珍しいですね、お二人さんがこんな朝早いなんて」

「俺か?…俺は朝珍しく早く起きたんだよ」

「あたしは岩沢さん達の朝練で早く起きた」

「そうなんですか…」

 藤巻さんは滅多に無い事ですからね。
 しおりんさんはバンドの練習ですからね…でも何でここに居るのでしょうかね。


 ガチャ!



「おい関根!ここに居たか!!」

「げぇ!?何でここが!!?」

 抜け出したんですか…
 ひさ子さん…凄い疲れている様ですね……

「おいおい、ひさ子朝っぱらから騒がしいぜ?それにもう朝練はここら辺にして休んだらどうだ?」

「……うにゅ…?………すゥ…」

 小枝さん……

「…そうだな…遅れたらゆりに何されるか分からないからなぁ……」

 ゆりっぺさんの罰ゲームは死よりも恐ろしく、人格が変わると言われていますからね(噂)…

「そうだよひさ子さん!終わりにしよう!!」

 凄い必死に頼み込んで……
 小枝さんはこんなに騒がしくても寝ていられるんですね。

「まぁ…、そうだな。岩沢に言ってくるよ」

 長く考えた結果、もう終わりにする様ですね。
 ひさ子さんは物分かりが良いみたいですね。

「んじゃ」

 ガチャ、とドアを開けると急いでいつもの場所へと走り出すひさ子さん。良い走りです。

「ふじまっちゃん、ナイスフォロー!ありがとね!!」

「練習ってそんなにきついのか?」

 音楽キチな岩沢さんですからね…キツイと思います。
 それにしても小枝さん起きないですね。顔は変わらず、凄い幸せそうです。

「まあね♪それにしても、凄いりんりん幸せそうだね」

「大山お前何かしたか?」

「しっ…してないよ!」

 小枝さんは隣で大声を上げられても起きないんですね。未だに大山さんの腕に抱き付いています。
 まあ、原因は判っていますが。

「それより今何時?」

 話が急に変わりましたねしおりんさん。

「7時53分です」

「どうりで人が来ない訳だ」

 確かにそうですよね。


「浅はかなり…」


「…今声がした様な……」

 それは気のせいでは無いと思いますよ、しおりんさん。
 この声は、

「椎名っち?」

 その人しか居ませんよね。
 椎名さんは基本的に『浅はかなり』しか言いませんし。

「へ?椎名さん…?」

 辺りを見回しても居ない様ですね…という事は……

「天井(うえ)ですね」

「良くぞ見破った…」

 声が再びすると、華麗なる動きで着地すると立ち上がる椎名さん。いつから居たのでしょうね。

「椎名っち…いつからそこに……」

「3時間前からだ」

 …………………

「……何でそんなに早く起きれるの?」

 しおりんさん、根本的に質問の内容が違います。

「浅はかなり…」











 そんなこんなで、皆さんが集まりました。

「皆、集まったわね日向君を除くけど………って小枝さん寝てるじゃない……」
作品名:Angel Beats! ~君と~ 作家名:幻影