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Ib ~とある美術館での物語(4)~

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「なんかヤバそう・・・、鍵・・・鍵はどこ!?」

言いながら私はかたっぱしから人形を調べ始めた。

私が調べている間にも鐘の音は鳴り続けていた。

そして鐘の音が鳴るたびにある変化があることに私は気が付いた。

あの何にも描かれていない絵からなにかが出てこようとしているのだ。

最初は青い手、次にもじゃもじゃの髪の毛、次に赤い目。

間違いなくこの部屋にある不気味な人形だった。

唯一違うのは絵の方の人形は大きな口があり、口からは鋭い歯が生えていた。

「冗談でしょ!?は、早く鍵を見付けなきゃ・・・」

だがどの人形を調べても鍵は見付からなかった。

「一体何処にあるの!?早くしないとこいつが・・・!」

絵の方を見てみると人形の両腕は絵から出ていて、頭も少し出かかっていた。

「まずい・・・、このままじゃ・・・」

私は焦りながらも人形を調べ続けた。

すると、ある人形が目に止まった。

その人形はお腹の部分が他の人形より妙に膨らんでいた。