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Ib ~とある美術館での物語(4)~

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正直もうしばらく休んでいたかった。

だが、泣き言を言ってる場合ではない。

イヴだって怖い目に会ってるかもしれないからだ。

(早く合流しなくちゃ!)

そう思うとふとあることに気付いた。

この部屋に来たときに鍵が掛かっていたドアが半開きになっていたのだ。

「あれ・・・、ドアが開いてるわ・・・!」

ドアを通って先に進むとそこには階段があった。

(もしかしたらここから先に進めるかも・・・)

もうこの辺りは調べ尽くしたし、先に進めるようなら進んだ方が良いだろう。

「・・・頼むから無事でいてよ!」

そう呟くと私は階段を上り始めた。