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Ib ~とある美術館での物語(5)~

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イヴとギャリーが部屋から出てからしばらくして、メアリーは目を覚ましていた。

「んー、頭痛い・・・、ギャリーってば強く押しすぎだよ」

メアリーはそう言うと頭をさすった。

(でも、おかげで大事なことを思い出せたよ)

そう思うとメアリーは立ち上がった。

「さて、多分ここからでるときに邪魔が入るだろし、早く二人を追わないと」

メアリーは足下のパレットナイフを拾いながらそう言った。

パレットナイフをポケットにしまうとメアリーは二人のもとへ向かった。

(・・・その前にアレを拾うのも忘れないようにしなきゃ)



              Ib ~とある美術館での物語(6)~ に続く