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狙われるモノ2

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後日、アルフォンスからの手紙を開けて、同封されていたナギと赤いドレスの女性の写真に、ホークアイ中尉が固まった。それを覗き込んだハボック少尉がショックを受ける。
「うわー、ナギさんまで彼女が出来たのか。羨ましい。」
「・・・本気でそう思うの?」
「思いますよ、このお姫様抱っこ、ラブラブじゃないですか。しかも結構可愛い彼女だし。」
「そう・・・少尉は人なら何でもいいのね。」
その写真を中尉から受け取りながら、大佐も呆れたように気落ちしているハボックにトドメを刺す。
「いや、人造人間とも付き合っていたし、人でなくてもいいんじゃないか。」
「凄い広い守備範囲ですね。」
「何言っているんっすか、2人とも。」
「これ、エドワード君よ。」
「えぇっ!?」
写真を奪い取って凝視すれば、確かに可愛いと思っていた女性は、化粧しておりいつもと雰囲気は違うが、トラブルメーカーの大将と同じ顔をしていた。
「少尉がそんな趣味だとは知らなかったわ。」
冷たい視線に慌てて、全力で否定する。
「ちがいます、俺が好きなのは可愛い女の子だけですっ!!」
大声で叫んだハボック少尉に、軍部の女性から冷たい視線が刺さり、職場恋愛の可能性は皆無になったのは、また別の話で。

「今日はドレスは着ていないのかね、鋼の。」
と言われて、ドレスよりも真っ赤になったエドワードがその勢いのまま、思いっきり大佐に頭突きを食らわしたのは、また別の話で。

遠く離れたシンで、メイからの手紙を受け取った皇帝が大爆笑して、落ち込む度にその手紙に同封された写真を見て元気を出していることをエドワードが知るのは、
―――大分、先の話だ。


作品名:狙われるモノ2 作家名:海人