進め! ハクタイ探偵団
そのあとあたしたち3人は親にたっぷりしかられた。
もっとも無事だったこと、喜んでくれたけどね。
この事件が一段落ついてからもあたしはこれからどうするのか言い出せないでいた。
なんとなく気まずくてジュンとも会っていない。ただぼうっと空を見ていた。
「サツキ。」
「わ、び、びっくりした。どうしたの。ジュン。」
「いや今度は何処に行くのか聞こうと思ってさ団長に。」
「それじゃあ。」
「ハクタイ探偵団活動再開さ。」
森の洋館で声を掛けて来た子がもしかしてナタネさん呼んできてくれたのかな。
それはもう誰にも分からない。けどわたしは信じてる。
あの子がきっとあたしたちを助けてくれたって。
そしてあたしたちハクタイ探偵団の冒険はまだまだ続く。
作品名:進め! ハクタイ探偵団 作家名:まなみ