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新生勇者戦記ブレイヴサーガ・ディザスター 第92話

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  澪 「それでもいいよ・・・。」

  紬 「お願いします・・・。」

  勇士朗がまず紬に手をかざした。そこへ唯と一緒に座りながら光が突っ込む。「また何言
ってんの?」という表情で光を見る唯。

  光 「んー?!勇士朗、今から彼女の目の前でセクハラおっぱじめる気か?!!」

  勇士朗はその突込みに対し、くわッと表情を変えて関西弁で全否定する。

  勇士朗 「ちゃうわっっ、ボケっっ!!!」

  改めて深呼吸する勇士朗。すると掌から光るエネルギーが発生した。

    キュアアアアアア・・・・・

  光 「手が光ってるっ!!!ひょっとしてそれが新技か?!!」

  勇士朗 「ああ。」

  唯 「勇士朗君、ここ最近いつも夜に来てエクちゃんに特訓してもらってるんだよ。なん
か癒し効果があるみたーい。」

  光 「話じゃ聞いてたけどな・・・始めて見た。」

  勇士朗自身が考案し、そのコツをエクスカイザーに教えてもらっている新たな技。その名
も「メンタリー・ヒーリング」。プラスエネルギーを発して直な心の治療を目的とする技であ
る。

  この神秘的な技で、学園祭まで出来る限りのところまで彼女達の心を回復させようとして
いたのだ。彼女達が学校へこれているのは、放課後に必ずこの技を受けてもらっていた為なの
である。

  だが、その時。唯の家より西の方角で轟音が鳴り響いた。わずかなオレンジとダークブル
ーのグラデーションの空に、黒煙と炎が立ち上る。

    ズウウウウウウウン・・・・!!!

  勇士朗 「?!!なんだ?!!」

  澪 「ひっ?!!」

  紬 「何の音?!」

  みんなが一斉にその方向を見た。すると、巨大な異星人が直立していた。目を爛々と光ら
せ、大きな三本の指をぐわっとさせている。ウルトラ怪獣のアルケラに酷似した容姿の異星人
だ。真の夕闇にうごめかせるシルエットが不気味であった。

  純 「なんなの、あれぇぇぇっ?!!」

  竜也 「怪物だっっ!!!」  

    ズウウウン・・・ボゴオオウウウウウン・・・ズガガガゴオオ・・・

  よく見ると、異星人はこちらの方向へと歩を進めてきていた。光達はそれまでのボケモー
ドから一転。勇士朗にこの場を任せ、ダグオンとして戦いに赴く姿勢をとった。

  光 「勇士朗っ!!その技続けてやっててくれ!!あいつは俺達がやるっ!!!」

  勇士朗 「光!?・・・・・ああ、頼んだぜ!!」

  勇士朗本人も今は彼女達の心の治療に専念したかった。故に、光達の行動が頼もしく映っ
た。

  光 「いくぜ!!!トライ・ダグオンッッ!!!」

  俊・蓮・涼 「おう!!トライ・ダグオン!!!」

  4人揃ってダグコマンダーをスライドさせてダグコマンダーを発動させた。ファイヤー・
コウ、ターボ・シュン、アーマー・レン、ウィング・リョウに変身。その場から敵の許へと駆
け出す。

  駆け出していく彼らの背中を、それぞれのパートナー達が途中まで見送った。

  唯 「がんばってねー!!光くーん!!」

  梓 「俊君、怪我しないでよー!!」

  律 「れーん!!やったれー!!」

  姫子 「涼、気をつけてねーっ!!」

  それぞれの声が蒼く暮れた空に響いた。その空の下で、異星人・ケランガ星人の殺戮行為
が展開していた。指先から稲妻のような破壊光線を撃ち出して地上の建造物を破壊する。

  ケランガ星人 「キョケラララアア!!!」  

    ヴィギガガガアアアアアアッ・・・・ドォドォオドォズギャガガガアアアア!!!

    ヴィギイイイイイイッ、ヴィギギイイイイイッ、ギイイイイイッッ!!!

    ドォドォドォドォドガガガズウウウウウウウウンッッ!!!

  燃え上がる街に人々の逃げ惑う声が響く。帰宅ラッシュもあり、被害の規模は大きい。

  ケランガ星人は、無意味なまでに街を破壊しようと手をかざし続ける。次の攻撃を放とう
とした瞬間、そこへ駆けつけたダグオンチームの攻撃が直撃する。

  ファイヤー・コウ 「ファイヤー・マグナムッッ!!!」

    ディギュオオオオオオオオンッッ!!!

  ターボ・シュン 「ブレイク・ホイールッ!!!」

    ギュイイイイイイイイイッッ!!!

  アーマー・レン 「アーマー・カノンッッ!!!」

    ヴィゴアアアアアアアアアアアアッッ!!!

  ウィング・リョウ 「ブリザード・ハリケーンッッ!!!」

    フィゴアアアアアアアアア・・・・・・・ドォドォドォドォヴァガアアアアッ!!!

  ケランガ星人 「キゲアアアアア??!」

  ダグオンチームは、牽制の4連撃を浴びせると、着地しながら間を置くことなくシャイニ
ングダグオンを召喚させる。一斉に腕を一点にかざした。

  ダグオン・チーム 「トライ・シャイニング・ダグオンッッ!!!」

  腕から放たれた4点の光が収束。その場所から鋼の巨人。その巨人の胸のハッチが開き、
光を地上へ照射する。ダグオンチームがその中へ飛び込み、瞬間移動するように導かれて融合
していった。そして4人の意思が一つとなり、巨人の両眼に光が灯った。

  シャイニングダグオン 『友情融合合体っ、シャイニングダグオンッッ!!!』

  突如現れた鋼の勇者にケランガ星人は威嚇するように電撃光線を撃ち放つ。

  ケランガ星人 「キゲエエエエエエ!!!」

    ヴィギギギギイアアアアアアアアッッ!!!

    ドォドォギャガガズズズウウウウウウッッ!!!

  シャイニングダグオン 『おっとぉっ!!!』

  迫り来る電撃光線を両腕の甲でガードしながら受け止める。この状態が数十秒続く。

    ヴィギイッッ、ヴィギイイイイイイイイッ、ヴィギギイイ、ギイイイイイイイイイイ
イイイイッッ!!!

    ズギャッ、ディガガガガズギャアアアアアアアアアアアアアッッ!!!

    ヴィギギギイイイイイイイッ・・・・ヴィイイイ、ヴィイイ、ヴィギイギイイ!!!

    ズギャギャギャギャアアアアア・・・

  シャイニングダグオン 『う、うぜー攻撃だぁ〜!!』

  そしてケランガ星人は電撃攻撃を繰り返しながらシャイニングダグオンへ歩を進め始め、
その後もケランガ星人の電撃が続く。

   ヴィヴィヴィギイイイイイイイイイイィィ・・・・ズガガガッガガガアアアッッ!!!

  シャイニングダグオン 『ぐおおおおおおお・・・・防戦一方じゃねーか!!!』

    ヴィギギギイイイイッ、ヴィヴィヴィヴィイイイイッ、ギイイイイイッ!!!

    ドォドォドオオオオッ、ズギャッ、ドドォギャゴッ、ダダギャアアアアアン!!!

  その時だった。ケランガ星人に突如攻撃が加えられた。

    シュゴゴオオオオオオ・・・ズガガガガガアアアアッッ!!!

  ケランガ星人 「??!」

  エクスカイザー 『スパイクカッターッッ!!!』

    シュシュシュガアアアアアア・・・・ザザザグウウッッ・・・ヴァガヴォン!!!