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小鳥遊 遊
小鳥遊 遊
novelistID. 44612
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女性恐怖症のIS<インフィニット・ストラトス>

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「痛っっっっったぁ!何!?何!?」

強烈な頭頂部への痛みと共に急速に意識が覚醒した

「起きたか寝坊助め、起きたのならばさっさとそのISをしまえ」

女性の声げ聞こえ、驚いて前を見るとそこには想像以上に綺麗な女性がいた

「うわっ」

反射的に目をそらしてその人を見ないようにする

「なん、なんなん何なんですかっ?」

「お前いま「なん」を何回言った?まぁいいからさっさとISを解け、危害は加えん」

女性はISをしまえというがIS?ISって・・・

「!?」

自分の体を見てみるとこれはどう考えてもISを装着している

「は!?え!?なにこれっ!?どうなってるの!?」

黒いISは音もなくただ自分の手足に同調し視界にはあらゆる数値などが表示される

「自分で展開したのではないのか?仕方ない、いいかただ戻れとISに念じるだけでいい難しいことは必要じゃないISを動かしているのならわかるだろう?」

確かに操作法などは頭の中に思い浮かんでいる、落ち着け、落ち着け

「戻れっ」

淡い光とともに体に装着されたISが腕輪へと戻っていくのを感じる

そして完全に元の腕輪の形に戻る

「っ・・・」

その瞬間、体を何かが駆け巡った気がした

頭がふらつく、立ちくらみみたいだが少し違う気がする

平衡感覚が保てない、あれこれって倒れて・・・

ボスッ

「おっと、大丈夫か?」

誰かに抱きとめられる

その瞬間、声に戦慄した

女性だ

自分は今、女性に触れている

女性に抱きとめられている

優しく、しかしながらそこには確かに安心感がある

そう、まるで話に聞く「母親」のように・・・

思考がそこまで及ぶ前に、既に行動は行われていた

ほとんど入らない力でその女性を突き飛ばす

「くっ!?」

その女性が苦悶の声をあげて地面に尻餅をついた

突き飛ばした反動で自分も倒れるがそれどころではない

来る・・・

・・・何であなたみたいな子が生まれてきたのかしら・・・

やめて

・・・あなたなんか私の子じゃない・・・

やめてよ、お母さん

・・・あなたなんて・・・

それ以上、それいじょういわないでっ!

・・・.う・ま・れ・て・こ・・・

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

「!?」

目を瞑り、目を塞ぎ、ただただ叫ぶ

何を訴えるためではなく、その次の言葉が聞こえないように

ここで喉が潰れて声が出なくなったとしてもいいとさえ思える

聞きたくない聞きたくない聞きたくない聞きたくな・・・

まるで誰かに安全レバーを引かれたかのように、神楽の意識は急速に薄れていった