ぼっち人生を謳歌する方法。ミカンは俺の嫁3
事の始まりはあの実習の後だった。
あの後俺は保健室に行くのがいやだったので、
竹谷をフルボッコにしたあと自室に逃亡したんです。実習は?って?んなもん知るかばぁーか←
そんで、今日はもう一日中引きこもってやる!と布団を引きづり出してかぶってそのまま寝ちゃったんですわ。
いやー・・・あの後布団が血なまぐさくなったのには流石に後悔した。
それでその後意識を飛ばして、
某ねずみさんが「おいでよ!はは!」と手招きしているドリームランドに旅立ったんですけどね?
何刻か経った後に何か腕にモフモフとした感触がして目が覚めたんすよ。
そしたらー・・・
「きゅぅーん・・・」
「は・・・(・w・)?」
「バウ!」
花子ちゃんが俺の腕に擦り付いていたわけです。
花子ちゃんは竹谷か誰かがちゃんと治療したようでお腹には包帯が巻いてありました。
いやー、よかったよかった。と今では思いますけど、
顔面に花子ちゃんがドアップで写った瞬間はガチ「あ、俺オワタ^p^」って思いましたから。
竹谷に「花子!鈴木食ってこい!!」「わんわんおー」的なノリかと本気で思いましたもん。
あの時は死んだら竹谷の枕元に立ってホモォ・・・な事を刷り込みしてホモにしてやろうとまで考えたもんです。
いやぁ・・・懐かしいなぁ・・・(遠い目)
んで、その後固まってる俺に「ケガ大丈夫か?元気出せ。」と言うかのように
頬を舐めてきゅんきゅん鳴いている花子ちゃんに見事に感動した俺は花子ちゃんをコレでもか!と
撫で回して甘やかしたわけですが、それがどうやら懐かれる現況になってしまったようで・・・
あの後俺の後ろをどんな時でも基本ついてくるようになった花子ちゃんに俺は終始癒されてます。マジ天使。
でも、花子ちゃんが竹谷に対する態度がめちゃくちゃ変わったのには驚いたなぁー・・・
「は、花子!!?おい!鈴木!花子を返せ!!(※顔面真っ青」
「五月蝿い黙れこっちみんなモップ男。(ノンブレス」
「グルルルウルルッ!!」
「は、花子?(涙目真っ青)」
「丁度良い。花子。ソコのモップを追い払ってくれないか?」
「ガルルルルアッ!!!」
「!?うわぁぁぁああああああぁぁぁぁ・・・・・(逃げていくので声がどんどん小さくなっていく」
なんか、俺にすごい懐いてくれたのは嬉しいのですが
前の飼い主である竹谷にめちゃくちゃ敵対心剥き出しな威嚇をかますようになりました。
というか、俺以外に懐かなくなってしまったみたいです。あれー。
この子は一応生物委員の子なので「お前帰れよ。」的な事を言った事はあるのいですが
めちゃくちゃショボーンという反応で耳と尻尾を垂れ下げるので
もう何も言うまいと思った日が懐かしいなぁ・・・今じゃお風呂どころか布団も一緒だもんなぁー・・・
もうめちゃくちゃキラキラですよ花子ちゃん。
前は小屋生活でしかも風呂にもそんなに入らせてもらって無かったみたいで汚かったですから正直言ってね。
後、俺が毎夜鍛錬している時も花子ちゃんなりに鍛錬している?みたいなので戦闘力も日々アップしています。
飯もその時済ましているみたいです。
そんな花子ちゃんですが、最近脱走した仲間を連れてくるようになりました。
名前は分かりませんがこれまた立派な狼さんです。何故かその狼さんにも
懐かれ始めたので嬉しいやら悲しいやら・・・冒頭の方でも言ったが何で人間じゃ無いんだ。
しかも人間であるクラスメイトは日々避けるレベルも上がるし・・・グスン。俺人間止めようかなぁ・・・
作品名:ぼっち人生を謳歌する方法。ミカンは俺の嫁3 作家名:parumu