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セテゥンタ
セテゥンタ
novelistID. 44095
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栄誉と代価

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~~翌朝~~
ついに手に入れたぞ。俺だけのユニークスキル!!
クラインも持っているので、俺だけというわけではないが。まぁいいか。
俺はニヤニヤしながら、ユニークスキル『刀』の技を見たくて、宿屋を駆け足で出た。

その時だ。
「号外~。号外~。号外だヨ」
ビラをばら撒くのは、おヒゲがチャームポイントの『鼠のアルゴ』の姿だ。

俺を祝福するかのように、アルゴが巻いたビラが宙を舞う。
祝福ありがとうアルゴ!俺は心の中でそう呟きながら、
彼女が過ぎ去っていく後ろ姿を見つめるのであった。

記事を拾い上げて、文面を読んで、俺は涙した。

「クラインに続く、ユニークスキル『刀』取得者10名!現る!」
作品名:栄誉と代価 作家名:セテゥンタ