機動戦士ガンダムRS 第9話 目覚める刃
(皆・・・・死ぬ?
アークエンジェルもモントゴメリも沈んで皆が?)
キラの頭にアークエンジェルとモントゴメリが沈む情景が浮かんだ。
そのときキラの中で何かがはじけた。
「アークエンジェルもモントゴメリも沈めさせは、しない」
キラは、襲ってきたユーピテル4機を立て続けにビームサーベルで撃墜した。
その瞬間戦場の空気が変わった。
※
その変化は、サオトメも気づいた。
「何だ?
敵に2重人格のやつがいるのか?」
敵の殺気が変わった。
このような殺気を放つやつは、戦場には先までいなかった。
「退け。
お前たちがかなう相手じゃない。
退くんだ」
叫んだって通信もまだ十分につながるほど近づいていないにもかかわらずサオトメが叫んだ。
さらに知らぬ間にさらに増速していた。
※
キラは、アークエンジェルに取り付こうとしていたユーピテル2機もビームサーベルで撃墜した。
「ラミアス艦長。
シュベルトゲベール、パンツァーアイゼン、マイダスメッサーとコンボウェポンポッドの射出をお願いします」
キラは、アークエンジェルに通信を開いてそうお願いした。
※
アークエンジェルのブリッジでは、動揺の空気が支配していた。
「艦長」
バジルール副艦長がラミアス艦長に指示を仰いだ。
「指示に従って。
キラ君に何か考えがあるのよ」
ラミアス艦長は、指示に従うように命令した。
アークエンジェルからシュベルトゲベール、パンツァーアイゼン、マイダスメッサーとコンボウェポンポッドが射出された。
※
キラは、エールストライカーパックからシールドをパージするとストライクガンダムにこれらを装備させた。
実は、これらの武装はお互い干渉しないように作られておりこれらを装備することで全領域での戦闘が可能になる。
装備までの間モビルスーツ部隊とアークエンジェルは、ストライクガンダム援護のため弾幕を張っていた。
装備後キラは、1機のユーピテルをシュベルトゲベールで切り撃墜した。
背後から1機のユーピテルが接近しているに気づいたキラは、左手にビームサーベルを持たせると柄を回転させ背後から接近してきたユーピテルを刺した。
さらにキラは、コンボウェポンポッドにある350mmガンランチャーに装填されてある無誘導砲弾を2発撃った。
1発は、回避させもう1発をシールドに命中させた。
シールドは、爆散し爆風はコックピットを破壊し撃墜された。
キラは、ストライクガンダムの左手にアーマーシュナイダーを持たせ1機のユーピテルに接近した。
2機は、ビームサーベルとシュベルトゲベールでつばぜり合いをした。
その間にキラは、左手に持っていたアーマーシュナイダーをコックピットに刺した。
そしてユーピテルの動きが鈍ったところに破損したコックピットにイーゲルシュテルンを撃ちこみ撃墜した。
さらに接近してきた1機のユーピテルにイーゲルシュテルンを撃って撃墜した。
そして1機のユーピテルにパンツァーアイゼンを射出した。
ユーピテルは、捕獲され超振動破壊によりフレームなどの内部構造を崩壊され撃墜された。
キラは、8機のユーピテルを立て続けに120mm対艦バルカン砲で撃墜した。
さらに1機のユーピテルにマイダスメッサーを投げた。
しかしユーピテルは、回避したが戻ってきたマイダスメッサーに切られて撃墜された。
キラは、立て続けにユーピテルに接近しシュベルトゲベールで切り瞬く間に7機を撃墜した。
最後の1機が逃亡を図ったが関係なく切った。
※
ダイキ伍長は、その軍神のような敵の強さに完全に戦意喪失してしまっていた。
それが白いガンダムということもダイキ伍長を恐怖のどん底に叩き落す要因でもあった。
その白いガンダムがこっちにきた。
ダイキ伍長は、完全に恐怖で動けなくなっていた。
そのときアルベルト軍曹のユーピテルが白いガンダムに接近戦で挑んだ。
しかしユーピテルは、大型ビームソードに切られ撃墜された。
上官が目の前で死んだことでイワン伍長は、絶叫しパニックになり敵前逃亡をしようとした。
しかし白いガンダムは、追撃してきて大型ビームソードで切られ撃墜された。
※
アークエンジェルのブリッジでは、皆がそれを見ており驚きで開いた口がふさがらなかった。
※
キラは、1隻のサラミスに接近した。
サラミスは、弾幕を張ったがキラはそれを突破しカタパルト上に着地するとシュベルトゲベールで船体とブリッジを切り撃沈した。
もう1隻のサラミスに着地すると今度は、ブリッジをシュベルトゲベールで切って撃沈した。
さらにもう1隻のサラミスに着地するとまた船体をシュベルトゲベールで切って撃沈した。
※
それは、アル・ギザでも確認できた。
「ユーピテル、全滅。
サラミス3隻も撃沈されました」
索敵士のハワード・リビシ上等兵が戦況の悪化を報告した。
「弾幕用意。
ケイト准尉は、何をしている?」
アーノルド艦長は、ケイト准尉が何をしているのか怒鳴って聞いた。
※
ケイト准尉は、味方が次々とやられ呆然としていた。
しかし換装型ガンダムがこっちに来たのでわれに返ってビームライフルで応戦した。
換装型ガンダムは、撃沈してできた真新しい巨大なデブリに隠れてしまった。
デブリごとビームライフルで粉砕しようとしたときデブリから何かが現れた。
とっさにロックしたが最大スコープにしてみるとそれは、バックパックだった。
「あいつは?」
ケイト准尉は、バックパックに気をとられ背後から接近してきた換装型ガンダムに気が付けなかった。
ケイト准尉は、左腕を大型ビームソードで切られた。
距離を取ろうしたもののさらに左脚をバルカン砲で破壊された。
これによってAMBACシステムに支障が出てまともに回避できない状況になってしまう。
そのときユーピテルツヴァイは、完全にロックされてしまった。
ケイト准尉は、何とか回避しようとしたがAMBACシステムが低下した機体ではまともな回避行動などできなかった。
万事休すと思った瞬間横方向から強力なビームの火線が換装型ガンダムを襲った。
※
キラは、最後に残ったユーピテルツヴァイに照準を定めた。
ユーピテルツヴァイは、ビームライフルを撃ってきた。
こちらの残弾も残り少ないため無駄撃ちできなった。
キラは、撃沈したサラミスのデブリの中に身を隠した。
そしてエールストライカーパックをはずすと自動で飛ばした。
キラは、ユーピテルツヴァイの隙だらけの背後から襲った。
シュベルトゲベールで左腕を切りさらに距離をとろうとしたところを120mm対艦バルカン砲で左脚を破壊した。
そしてロックオンして350mmガンランチャーで止めをさそうとした。
作品名:機動戦士ガンダムRS 第9話 目覚める刃 作家名:久世秀一