二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

新生勇者戦記ブレイヴサーガ・ディザスター 第94話

INDEX|5ページ/5ページ|

前のページ
 

    ディギュゴオオオオオオオ・・・・ズギャドォゴオオオオオオウッッ!!!

  直撃を浴び手も直シザースアームで突っ込んでくる。シャイニングダグオンは腰に装着し
たグリップを手に取り、左手に形成させたエネルギーを合体させた。

  シャイニングダグオン 『はぁあああッ・・・・ライオソードッッ!!!』

  形成されたライオソードをヒュンと振るい、切っ先を敵に向けた。そして突撃する。

  シャイニングダグオン 『でやあああああああああ!!!』

    ザギャガギイイイイイイイイイインッッ!!!

  激突する刀身と刃。だが、刀と爪では言うまでも無く前者に軍配が上がる。一振りの一撃
がシザースアームを砕く。

  そして再び向かい来るグレイゼリアーにシャイニングダグオンが飛び掛る。

  シャイニングダグオン 『せやあああああああああっっ!!!』

    ザギャオオオオオオオンッッ・・・・ズヴァギギャアアアアアアアアアンッ!!!

  薙ぎからの唐竹割の斬撃でグレイゼリアーを仕留める。そして止めにホールド特性のエネ
ルギーをライオソードの刀身に宿す。

  シャイニングダグオン 『らあああああああ!!!』

    ザガウウウウウウウウウウウウンッッ!!!

  突き刺さったライオソードがグレイゼリアーを麻痺させた。光は怒りの意思の言葉を投げ
かける。伝わることは無いが、言わずにいられなかった。

  シャイニングダグオン 『もう・・・去年とは違う・・・・てめェら地球外の不届きモン
の好きにはさせねえ・・・・絶対に悲しみは広げさせねえ、繰り返させねええ!!!』

  そしてそれを抜き取り、面前で切っ先を当てて覇気を撃ち飛ばす。

  同時にライオソードがチャージアップされ、刀身が山吹色に輝く。

    ズズシュゴオオオオオ・・・・ヒュンッッ!!!

  シャイニングダグオン 『はあああああああああッッ!!!』

    ドォオオオオオオオオオンッッ!!!

  全身からオーラを吹き上げて、グオッとライオソードを片手で振り上げる。そして一気に
それを叩き下ろした。

  シャイニングダグオン 『シャイニングスパアアアアアアアアアアクッッッ!!!』

    ギュゴッッッ―――――ドォズゥダァアアアアアアアアアアアアアアアン!!!

  更に内側から薙ぎ斬って振り向くシャイニングダグオン。

    ザヴァアシャアアン・・・・・ヴァズドォギゴァオオオオオオオオオオッッ!!!

  グレイゼリアーは大爆発を起こし、火柱と化す。その爆炎を背にシャイニングダグオンは
ライオソードを構えて勝利を決めた。



  深夜の難が去り、現場検証の為にブレイヴフォースが桜高へと介入した。だが、それだけ
に止まらず、周囲には厳戒態勢のようにグレートマイトガインと轟龍、ジェイデッカー・バー
ニアン、エクスカイザー達が桜高に駆けつけていた。更にはバスターボンバーやフレアダイバ
ー、レイバーズまでもが到着する。

  現場検証でこの厳戒態勢は極めて異例だ。それもそのはずだった。

  冴島 「諸君らは学園祭が終わるまで待機だ・・・・明日・・・いや、今日が何の日か忘
れてはならないからな。」

  ジェイデッカー・バーニアン 『はい!!しかし、我々がこういった違った形で民間に貢
献できるのは非常に嬉しいことだと感じます!!流石は冴島警視総監です!!』

  現場の指揮をしていたのは警視庁の冴島であった。冴島のこの異例の行動には、去年の惨
劇から一周忌を迎えるという意味の想いを込めたものであった。

  エクスカイザーもまた壊れた壁を修復しながらこれまでの事を想う。

  エクスカイザー (私がこの星に着任してから一年か・・・デストリアンの脅威は去った
が、元凶のドライアス一味の脅威は健在だ。まだ闘いは続く・・・・。)

  現場検証を兼ねた上でのスペシャルサプライズの一環として桜高へ集結した勇者達。それ
に伴い、今回はあえて通常通りに宿泊する生徒達を非難させることなく、そのまま校舎に残し
ていた。

  傷心気味である要もまたこの場に赴いていた。。事態が把握できないさわ子が彼に駆け寄
りながら問う。

  さわ子 「誠人君っ・・・・これは一体どういうこと?!!現場検証にしては大げさすぎ
ない?!ロボットのみんなが勢ぞろいだなんて!!」

  要 「さわちゃん・・・あれから一年が経つ。今回こんな大所帯で来たのには訳があるん
だ。これまで闘ってきたみんなで一周忌を迎えようってね・・・冴島総監の意向さ。」

  さわ子 「・・・・!!!」

  ブレイヴフォースを上げてのサプライズ・・・さわ子は、それを知らされた上でもう一度
聳える勇者たちを見た。錯綜するこれまでの日々の記憶・・・。

  周囲を強固なまでのガードに守られながら、生徒達は校舎内で睡眠をとっていた。それぞ
れが寝袋にくるみながら・・・。

  勇士朗達も功労者として特別に軽音部の部室に泊り込む事が許可され、皆それぞれのパー
トナー同士で寄り添いあって眠りについていた。

  寄り添いながらすやすやと寝る勇士朗と澪に、ちょうどいい具合に月明かりが差し込む。

  待ちに待った学園祭ライヴはもう直ぐそこまで来ていた・・・。


  つづく