新生勇者戦記ブレイヴサーガ・ディザスター 第94話
ドォズギャドォオオオオオオオオオオオオオオオッッ!!!
グラウンドに巻き起こる爆発と爆炎。散開する更に彼らを追うように攻撃が続く。
ドォドォドォオオオオオ!!! ドォオオオオッ、ドォドォオオオオオオオ!!!
ズギャドォオオオオオッ、ヴァギャゴオオオッ、ドォヴァガアアアア!!!
かわすことに難は無いだが、このままでは校舎や周辺の家々が巻き添えを食らう。タイミ
ングを見計らって一箇所に集まった。
ファイヤー・コウ 「このままじゃ、また去年の二の舞だッッ、一気にシャイニングダグ
オンでいくぜっっ!!!」
ダグオンチーム 「トライ・シャイニングダグオンッッ!!!」
それぞれが一斉に腕をかざし、ダグコマンダーから一線の光を解き放つ。一箇所に集中す
る光から鋼の巨神が召喚される。胸部のハッチが開き、彼らを導くように鮮やかな光が発射さ
れ、その中へと4人が飛び込んでいく。
瞬間移動するように次々に吸い込まれ、4人全員が融合を完了させた。シャイニングダグ
オンの両眼が光り、少年達の意思と闘志を宿す。
シャイニングダグオン 「友情融合合体・・・・シャイニングダグオンッッ!!!」
桜高に二度と去年のような悲劇を生まない為に、シャイニングダグオンが立ち上がった。
去年の時点では当然のごとく彼らに力は無かった。だが、今は違う。ここにこうして立ち
向かえる力が確かにある。
シャイニングダグオンはグッとファイティングポーズを構え、青色に両眼が光り、俊の意
思に変わる。実行者は違えど、梓へ加えた攻撃が許せない。怒りの先行攻撃をとばす。
シャイニングダグオン 『さあ、いくぜっっ!!!覚悟しなっ!!!』
ドォアアアアアアアアアア・・・・・ガギャドォオォォッッ、ドォズガアアアアアア
アアアン!!!
先制攻撃が炸裂。1・2のテンポで右ストレートと低空に浮きながらの回し蹴りを炸裂さ
せた。惰性で空中を吹っ飛んでいくグレイゼリアー。だが、各部の噴射バーニアで体制を整え
た。そしてその位置からシャイニングダグオンへ向けて射撃する。
ギュゴッ・・・・バシュバシュウウウ・・・バシュッ・・・ドォドォヴァアアアアア
アアアアアッッ!!!
ドォドォウウウウウウウウウ・・・ズギャドォガアアアアアアアア!!!
ビームはシャイニングダグオンに直撃。だが、そのビームの攻撃を突き抜けてシャイニン
グダグオンが突っ込んできた。
シャイニングダグオン 『おおおおおおおっっ!!!ターボラッシュッッッ!!!』
ギュゴオオオオッッ・・・ドォドォドォドォドォドォドォドォガガガアアアアアアン
ッッッ!!!
パンチのラッシュが装甲を歪ませた。グレイゼリアーは苦し紛れに、シザースアームを揮
う。その一撃がシャイニングダグオンを吹っ飛ばす。
ギュゴオオオオッッ・・・・シュズガアアアアアアアアアンッッ!!!
シャイニングダグオン 『ぐおおおおおおっ・・・・らああああああ!!!』
それでも踏みとどまり加速。怒り任せの重い一撃のパンチを打ち込んだ。
ドォゴガアアアアアアアアアンッッ!!!
クルクルと空中を回転しながら吹っ飛ぶグレイゼリアー。再度体勢を立て直し、今度は向
こうから突っ込んできた。
ギュゴオオオオオオオオオオオオオッッ!!!
この瞬間、涼の意志に変わり、両眼が水色に発光。右肩の鋭利なウィングを突き出して加
速する。
シャイニングダグオン 『ショルダーウィング・スラッシュッッ!!!』
ザダギャガアアアアアアアアアアッッッ!!!
グレイC 「キキギッ?!!!」
真っ向から猛烈な衝撃を受けるグレイゼリアー。機体表面が切断され爆発を起こす。
ドォガオオオオオオオオオオンッッ!!!
だが、同時にシャイニングダグオンも首周りの右肩にシザースアームを受けダメージ爆発
を起こす。
ギャガアアアアンッ!!! ドガガガガガガアアアアッッ!!!
シャイニングダグオン 『ぐうううっ・・・・!!!』
その瞬間にグラウンドへ堕ちてしまうシャイニングダグオン。舞い戻ったグレイゼリアー
は再度ビームキャノンを撃つ。この攻撃を腕の甲で防御して耐え凌ぐ。
ドォドォドォオオオオオオオッ、ドォオオオオオッ、ドォドォオオオオオオ!!!
ズズガガウウウウウウウンッッ、ドォガギャアアッ、ディガガドォオオオオオ!!!
攻撃に耐えた後、リロードの為か否かビームが止む。その隙を掴み、シャイニングダグオ
ンは拳をかざし、氷の槍を形成し始めた。
シャイニングダグオン 『っ・・・・はぁ・・・・・クリスタルランサアアアッ!!!』
ヒュドォオオオオオオオオオオ・・・・ズガギャアアアアアアアンッ!!!
矢のようにかっ飛ぶクリスタルランサーがグレイゼリアーに直撃して突き刺さった。その
瞬間に蓮の意思に変わり、緑色に両眼が発光した。
シャイニングダグオン 『っしゃああああっ、ガトリングブラストキャノンッッ!!!』
ヴォヴァドォルルルルルルルルルルルルルルルルルルゥゥゥゥゥゥゥッッ!!!
ヴォヴォヴォヴォヴォドォドォドォドォドォギャギャギャギャガガアンッ!!!
蜂の巣にされ、装甲がボロボロなまでに粉砕された。だが、蓮もまた彼女に手を出された
身。執拗にガトリングブラストキャノンをぶっ放す。
シャイニングダグオン 『おおおおおおおおお!!!ッのやらぁああああああ!!!』
ヴォヴォルルルルルルルルルルルルウウウウウッッッ・・・・!!!
ドォドォドォヴァヴォヴォヴォドォドォガガァオオオオオオッッ!!!
爆発を何度も発生させて破壊されていくグレイゼリアー。だが、しぶとくも未だに空中を
浮遊する。更にツインシザースアームを構えた。煙を巻き上げながら特攻を開始した。
ギュゴオオオオオオオオオオオオッッ・・・・!!!
シャイニングダグオン 『おらおらおらおらおらああああああああ!!!』
ヴォヴォドォドゥルルルルルルルルウウウウ・・・・!!!
ドォドォドォドォドォギャギャギャギャガガァ・・・・・ディギャギガシャアアアア
アアアアアッッ!!!
シャイニングダグオン 『があああああああああ?!!』
ごり押しの射撃でかなりのダメージを与えたが、同時にツインシザースアームの直撃を許
してしまうシャイニングダグオン。グレイゼリアーはブーメランのごとく旋回しながら再びし
つこく舞い戻ってくる。
BGM ♪ 「輝け!!ダグオン」Aパート
シャイニングダグオンの両眼が赤に発光し、光の意思に切り替わる。そして起き上がると
振り向きながら額からヒートスターバーンを撃ち放った。
シャイニングダグオン 『・・・・・・ヒートスターバーンッッ!!!』
作品名:新生勇者戦記ブレイヴサーガ・ディザスター 第94話 作家名:Kブレイヴ