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「俺は、君の恐怖を取り除くことはできない。
人が恐怖やつらいことに打ち勝つには、それに自らの力でそれに打ち勝つしかない。
本当に困ったときは、誰も助けてやれない。
でもそれに打ち勝ったとき間違いなくその人は、人として大きく成長できる。
親の七光りと言われたくなければガンダムという恐怖に打ち勝て」
　サオトメは、ケイト准尉を激励した。
「どうすればいいですか？」
　ケイト准尉は、具体的な方法を聞いた。
「それは、自分の頭で考えろ。
ただ今のお前の任務は、新しい部下に実戦の空気を感じさせろ。
今度は、死なせるな」
　サオトメは、任務内容を言っただけで具体的な方法を言わなかった。
「了解」
　ケイト准尉は、そういうと通信を切った。