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機動戦士ガンダムRS 第14話 果てし無き時の中で

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「換装型ガンダムですがその名のとおりこれまでの戦闘により遠距離、近距離、中距離と3タイプの武装を換装することの出来る汎用機であることが分かっています。
遠距離武装時に持つ高出力ビーム、他にも肩部バルカン砲、ミサイルランチャーを備えると推測されます。
ソード装備の際には、ビームソード、ビームブーメランを装備すると考えられます。
以上です」
 ケイト准尉は、報告を終え自分が座っていたいすまで歩いていった。
「ガンダムを作り上げるとは。
コーディネーターどもめ」
 経済産業大臣のイーサン・ウォンは、憤慨していた。
「でもまだ試作機段階だろ。
たった5機のモビルスーツなどそれほど脅威には、感じられないが」
 財務大臣のガイエル・アダムスがのほほんと言った。
「だがここまでくれば量産は、目前だ。
それに更なる高性能ガンダムも開発中かもしれない。
そのときになってあわてろと?」
 それを総務大臣のウォルト・バルガスが否定した。
「これは、コーディネーターのはっきりした意思の表れだ。
やつらは、まだ戦渦を拡大させたいんだ。
これを防ぐためにも軍事費の大幅拡大と大きな作戦をしなくては」
 農林水産大臣のラーガン・ストーンは、軍事費拡大とシビリアンコントロールの緩和を訴えた。
閣僚らは、熱い議論になり騒がしくなった。
「静粛に。
皆さん、静粛に」
 セリック官房長官が皆を静まらせようとした。
 そのかいあって皆は、静まった。
「戦いたがるものなどいません」
 フリット総理大臣がゆっくりしゃべった。
「わがコロニー連邦共和国には、好んで戦場に出たがる者などいない」
 フリット総理大臣は、立ち上がった。
「平和に穏やかに幸せに暮らしたい。
われらの願いは、それだけだった。
だがその願いを無残に打ち砕いたのは、誰です?
自分たちが進化した人種だという幻想にとらわれわれわれナチュラルを見下すのは。
われらは、忘れない。
『月面都市コペルニクスの悲劇』と『血のバレンタイン』を。
243721名の人命が一瞬のうちに失われた忌々しき事件から一年がたとうとしている。
それでも何とか最低限の要求で戦争の早期終結のため心を砕いてきた。
しかしコーディネーターは。
いやパトリック・ザラとムルタ・アズラエルは、その努力をことごとく無にしてきたのです。
われわれは、われわれを護るために戦う。
戦わねば護れないのであれば戦うしかないのです」
 その言葉に閣僚の皆は、戦争の早期終結のため固く決心した。