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流石は赤い彗星の再来。状況判断能力が違う。

「な!？くそ！ファンネル！」

しかし接近を許すまいとファンネルで応戦する。
そしてお互い距離をとりまた対峙する。

「フル・フロンタル！ここでお前を倒す！」

マサキの思念が強くなる。青い思念の塊みたいなものが量産型νガンダムを
取り囲む。

「ならば、私もそれに答えよう！」

反対に赤い思念がシナンジュを取り囲む。

「うおおおおおおおおおおおおおおお！」

マサキが叫びビームサーベルを構えて突っ込む。

「決着と行こうか！」

フル・フロンタルもまたビームサーベルを構えて斬りかかる。
そして切っ先を交わす…ハズだった。
そのあと光がマサキの体、量産型νガンダムを取り囲んでいった。
そこにはシナンジュだけが取り残されていた。

「帰還する・・・・」

そのまま艦に戻るシナンジュ。
マサキは光の中で意識を朦朧とさせていた。
その時に聞こえた言葉。


『武ちゃんを…この世界を助けて！』


朧げな意識はだんだんとなくなっていく。
その言葉だけが耳を反芻して…