機動戦士ガンダムRS 第19話 宿敵の鎌
ジャイリーの邸宅を後にしたバルトフェルド大佐は、町に再び来て待ち合わせ場所に着いた。
※
サオトメが腕時計で時間を見た。
「ここは、戦場ではい。
戦場では、ないところでエースパイロットを殺すほど俺は小心者ではない。
お互い味方が心配するころだろう。
帰ろうか」
サオトメは、コーヒーを飲み終わるとそう提案した。
キラとアスランも立ち上がった。
「また戦場でな」
そういうとサオトメとキラ、アスランは背中を向け分かれた。
※
キラ少尉とアスラン大尉は、集合時間ぎりぎりに到着した。
「ずいぶんゆっくりだったね」
バルトフェルド大佐は、2人を迎えた。
「すみません」
アスラン大尉が謝った。
「いやいや、パイロットにはリフレッシュタイムが必要だからね。
同じパイロットとしてそこのところは、わきまえているよ」
そういうとバルトフェルド大佐は、2人をジープに乗せアークエンジェルに向かった。
※
サオトメは、町の広場に行きドゴス・ギアへ通信をいれようとした。
そこに出迎えのジープが来た。
「遅いですよ。
何してるんですか?」
シグマン大尉が憤慨していた。
「いや、悪い。
ちょっと人助けしたら時間がかかってしまって」
サオトメは、謝るとジープに乗り込んだ。
「あなたは、指揮官なんですからもう少し立場を考えてください」
シグマン大尉は、サオトメにもっと隊長らしくしてほしかった。
「悪い、悪い」
サオトメは、軽く謝るとジープはドゴス・ギアに向かって走った。
作品名:機動戦士ガンダムRS 第19話 宿敵の鎌 作家名:久世秀一