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機動戦士ガンダムRS 第21話 砂塵の果て

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 アークエンジェルは、バジルール副艦長の命令でゴットフリートを撃った。
見事ゴットフリートは、アレキサンドリア級の主砲部分に命中した。

                                ※

 その衝撃は、アル・ギザのブリッジを襲った。
「ダメージコントロール」
 バルク艦長が命令した。

                                ※

 それは、ブライアン艦長も見ていた。
「アル・ギザが損傷した?
手負いのやつにか?
さすがアーガマに似せて造っただけは、ある」
 ブライアン艦長は、アーガマもどきのしぶとさを賞賛した。
「攻撃の手を緩めるな」
 ブライアン艦長は、僚艦とマン・マシーン隊に命令した。

                                ※

 1機のユーピテルが仕返しといわんばかりにレセップスの主砲をビーム・マシンガンでザウートごと破壊した。

                                ※

 バルトフェルド大佐は、2連装ビームキャノンをガンダムサイガーに撃ったが棒立ちで必要最低限の動きで回避した。
「クソ」
 バルトフェルド大佐は、サオトメの挑発に乗ってしまった。

                                ※

 サオトメは、新型機が背部ビームキャノンの連続攻撃の後接近戦を仕掛けてくるとわかったので背部ビームキャノンを回避するとメガビームライフルをマウントし背部ビームキャノンをカスタム・ビームザンバーの副刀で切った。
切られた2連装ビームキャノンで漏電がおきモニターの一部が破損した。

                                ※

「撃て」
 バジルール副艦長の命令でバリアントがもう1隻のアレキサンドリア級の推進部分に命中した。

                                ※
 アレキサンドリアの機関室では、必死の消火作業が行われていた。

                                ※

「これは、まずい」
 ブライアン艦長は、戦況が悪化しているのに気づいた。

                                ※

 アレキサンドリアのブリッジでは、被害報告がされていた。
「機関室、被弾。
消火作業中。
なおミノフスキークラフトに問題なし」
 マーネリー軍曹が報告した。

                                ※

 サオトメは、敵が撤退することを期待したが実現はないだろうと否定した。

                                ※

「ラミアス艦長」
「はい」
 バルトフェルド大佐は、アークエンジェルに通信を入れた。
「撤退せよ」
 バルトフェルド大佐は、敗北を感じた。
「大佐」
 ラミアス艦長は、耳を疑った。
「われわれは、ここまでだ。
できる限り時間稼ぎを行う。
それまでにできる限り逃げてくれ」
 バルトフェルド大佐は、アークエンジェルまで沈めさせたくなかった。
ラミアス艦長は、何か言いたそうだったがそこで通信を切った。
「君らは退艦しろダコスタ君」
 バルトフェルド大佐は、今度はレセップスに通信をいれた。
「いやです。
自分たちは、まだ戦えます。
アークエンジェルを死守します」
 しかしダコスタ少佐たちは、退艦する気はなかった。
「君もバカだな」
 そんなことを言っているがバルトフェルド大佐は、内心うれしかった。
「自分は、最期まで大佐の副官です」
 ダコスタ少佐は、ほかの左官に就く気はなかった。
「では、付き合ってくれ」
 バルトフェルド大佐は、ラゴゥに残されたビームサーベルでガンダムサイガーに接近した。

                                 ※

 サオトメは、ガンダムサイガーの両手にカスタム・ビームザンバーを持たせた。
ガンダムサイガーは、両手に持っていたビームサーベルで新型機の4本の脚をビームサーベルごと切って前方回転でかかとで頭部を蹴った。
新型機は、地面を転がった。
ガンダムサイガーは、ゆっくりと新型機に近づいた。
「虎の命、もらった」
 そういうと新型機にカスタム・ビームザンバーを突き刺し撃墜した。
「アル・ギザとアレキサンドリアは」
 サオトメは、残存戦力の掃討に向かった。

                                 ※

 レセップスとピートリーは、最期の足掻きとしてアレキサンドリア級2隻と刺し違えようとした。
そのときすさまじい衝撃がレセップスのブリッジを襲った。
「何だ?」
 ダコスタ少佐が部下に聞いた。
「ガンダムサイガーです」
 部下が大声で答えた。
次の瞬間レセップスは、ガンダムサイガーのビームライフルの連続攻撃で爆沈した。

                                 ※

 サオトメは、長距離攻撃でレセップスの弱点に的確にメガビームライフルを撃った。
その結果レセップスは、2発で撃沈した。
ピートリーは、1発で撃沈した。
「アレキサンドリア、アル・ギザ、追撃は可能か?」
 サオトメは、アレキサンドリアとアル・ギザに通信を入れた。
「こちらアレキサンドリア。
機関室の鎮火に成功。
追撃は、問題ありません」
「こちらアル・ギザ。
機関室の被弾なし。
問題ありません」
 アレキサンドリアとアル・ギザから回答が来た。
サオトメは、遊撃艦隊に通信を入れた。
「これより本艦隊と遊撃艦隊は、キンバライト基地に向かう」
 サオトメは、アーガマもどきの追撃が地平線のように一瞬終わりがないように感じたがその考えを振り払った。