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はるやまきら
はるやまきら
novelistID. 45564
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シンジ「カヲル君に襲われかけたから逃げた結果」

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アスカ「キモッ!なにやってんのよアイツ!」
シンジ「…ここからが問題だ、カヲル君の部屋で寝るまで話をしてたんだけど」
シンジ「僕たち寝るところを別にしていたのに、夜中トイレ行きたくて目が覚めるとカヲル君が僕に…その、キスしてたんだ」ポッ
ミサト「!!!!」
アスカ「!!!!」バキッ
シンジ「痛い!なんで殴るんだよ!」
アスカ「なっんでアンタが照れてんのよ!」
シンジ「思い出したらなんだか恥ずかしくて」汗
ミサト「まー確かに美形なら同性でもキスされたら照れるかもしれないわねぇ」
アスカ(私とした時は照れなかった癖に!?)ムカッ
シンジ「アスカ、なんでそんな怖い顔してるんだよ…」
アスカ「で、どうしたのよ!ちゃっちゃと話続けなさいよね!」イライラ
シンジ「わかったよ。で、キスされた事に気付いてようやくカヲル君の好きってそういう事だったんだって。」
ミサト(鈍すぎでしょ…)
シンジ「考えてるうちに怖くなって体が勝手に走り出して気づいたらここにいたんだ」
ミサト「それで帰って来た時変だったのね。はー、そりゃ怖いわぁ」
アスカ「蹴り飛ばしてくりゃ良かったじゃないの」
シンジ「そんな可哀想な事できるわけないだろ!」
アスカ「可哀想!?アンタ自分が何されたかわかってんの?強姦よ?ご、う、か、ん!」
ミサト「ア、アスカ、そんな大きい声で言わなくても…」汗
シンジ「強姦?!まさかカヲル君が…?裏切られた!僕は裏切られたんだ!父さんと同じに僕を裏切ったんだ!」ドンッ
ミサト「ちょっと!?落ち着いてシンちゃん!ここで取り乱したって何もならないでしょ!」
アスカ「そうよ、それにそれが起きたからって何だって思うならアンタが正してやりなさいよ」
シンジ「…正す?」
アスカ「可哀想って思う気持ちだとか、裏切られただとか思うんだったらアンタもあのホモの事どっかで好きなのよ!だったら、人として正しい道を導いて上げるのが義理ってもんじゃないの?」
ミサト「アスカ…」
シンジ「…そっか、そうだよね、大切な友達なんだから。」
アスカ「そうよ、ま、言っとくけどアンタの事心配して言ったんじゃないのよ、またシンクロ率乱されちゃこっちが困るんだから!わかったら早くご飯作って!お腹減ってんのよ私は!」
シンジ「明日カヲル君と会ってみるよ」
ミサト(アスカのシンクロ率はシンちゃんより乱れてたんだけどね~)苦笑
ミサト「シンジ君、次のテストはヨロシクね」
シンジ「はい!」

―翌日
カヲル「や、どうしたのシンジ君、急に呼び出して。」スタ
シンジ「あっ、えっと…この前逃げ出しちゃってゴメン。折角君が家に泊めてくれたのに…」モジ
アスカ(やっぱり心配になって変装しつつ様子見に来たけど…何照れてんのよあのバカ!それに謝るのは向こうの方でしょ!?それになによこのオシャレなカフェは…デートかっつーの!)
カヲル「構わないよ、僕の方こそ驚かせてしまったようだね、良かったらまた遊びにおいでよ。いつでもいいから。あ、ここの珈琲美味しいよね、どれにする?」
シンジ「あ、うん。美味しいよね、えっと…僕はこれで。」
アスカ(…ナルシスホモのペースに呑まれた!?アイツ、何者!?)
カヲル「僕も同じものにしようと思っていたよ、じゃあ君とは違うのを選ぼう。」
シンジ「どうして?同じのにすればいいのに…」
カヲル「あとでシンジ君の少しもらうから」ニコッ
シンジ「それいいね、カヲル君」
アスカ(はっぁああ!?良いわけないでしょ!?シンジって何考えてんの!?それってか…間接ッキスってことじゃん!?)
カヲル「このスコーンも美味しいよ、珈琲だけだと口当たりが苦いからこれも…」
シンジ「そうなんだ!カヲル君って物知りだよね、僕なんか…あんまりわからなくて」
カヲル「フフ、そんな事はないよ。僕もここがお気に入りでよく来ているだけだから。」
アスカ(…なによこれ、わけわかんない良い感じじゃん…、腹立つわ…ってヤバイ!こっちに座りに来た!混んでるしわかんないだろうけど…一応帽子深く被ろう…それにしてもこのカフェホント人気あるのね)ゴソゴソ
シンジ「あんまり空いてないね…ここでいいかな?」
カヲル「うん」
シンジ「僕ちょっとトイレ行って来るね、先に食べてていいよ」
カヲル「ありがとう」
アスカ(…ホモが一人になったわ、もしかしてチャンスかしら。行くのよアスカ!)
アスカ「ちょっとアンタ」
カヲル「や、セカンド。覗き見って良い趣味だね」
アスカ(ッ…バレてた!?)
カヲル「…君、周りのリリンと違うから。さっき君の前通っただろう?LCLの香りがするよ」
アスカ「っ、嗅いでんじゃないわよ!変態!それよりアンタ…」ガタッ
カヲル「なんだい?ってそこはシンジ君の席なんだけど…」
アスカ「シンジの事、好きなわけ?」
カヲル「好きだよ、愛している」
アスカ「…ふーん、やっぱりそうなんだ」
カヲル「どうして?」
アスカ「迷惑なのよ、シンジのシンクロ率下がったのアンタも見たでしょ?それアンタのせいなの!」
カヲル「…君も」
アスカ「…っ、私も下がってたけどアンタのせいなわけない!」
カヲル「じゃあ、どうして、シンジ君の事でも考えてたの?」
アスカ「ッ…は?」汗
カヲル「君もシンジ君の事、好きなんだ」ズイッ
アスカ「ちょっ、ヤダ何こっち来ないで!…」照
(コイツ、よく見たら美形…っ!)
カヲル「…シンジ君とキスした。」
アスカ「私だってしたわよ、予行練習に使っただけだけど、どう?羨ましい?私のほうがアンタより先にしたのよ!シンジは初めてのキスじゃない!」
カヲル「そうかリリンのこれが嫉妬という心なんだね、罪だ。」ズキッ
アスカ「ふーん、そういう顔も出来るんじゃない。アンタはあの人形となーんか似てて気に食わなかったのよ!」
カヲル「人形?ファーストの事か、そうだな…ファーストは僕に似ているようで似ていないな。」
シンジ「ごめんカヲル君、少し並んでて遅くなっちゃったってアスカ!?」
カヲル「…」チラッ
シンジ「な、なんでここに?」
アスカ「バカシンジ、ってホモ何すんのよ!キャッ」
カヲル「…」チュッ
シンジ「なっ!!!」
アスカ「何のつもり!?離しなさいよ!」バッ
シンジ「…そっか、そうだったんだ」
カヲル「シンジ君」
シンジ「…」
アスカ「違う、違うの!聞いてシンジ!」
シンジ「おめでとう、二人共!」
アスカ「!?」
シンジ「そっか、二人共仲良かったんだ、安心した。これで僕は帰れる」
アスカ「だから違うってばぁ!聞きなさいって言ってるでしょ!」耳ギリギリ
シンジ「痛い痛い!何するんだよアスカ!カヲル君と二人でデートしてればいいだろ!」
カヲル「…」ジィ
アスカ「今のキスはコイツに!無理矢理させられたのよ!」ビシッ
シンジ「へ、なんで…?まさかカヲル君…」
カヲル「そうだよ、僕がした」
シンジ「キス魔!?」
アスカ「そーじゃないでしょ!」バキッ
シンジ「痛っ、なんで?」
カヲル「シンジ君の初めてのキスを奪っていたから気に食わなかったんだ。」
シンジ「だからってアスカにキスした所で何が変わるって言うんだよ」
カヲル「僕で汚したと言えばいい?」