グランギニョールは微笑んだ 第一章
Desire
「くそっ…、結構硬いな!」
ジョッシュがそう言うとシュヴァリエを謎のLBXと戦わせていた。何かこのLBX、結構硬い気がする。呪いか?と思うも今は集中あるのみ!!
シュヴァリエは親父が作った特殊LBXで、腕にビーム剣、特殊な楯と言ったバランスが良いLBX。と言った感じか。
「兄貴、このLBXは何か変だよ!」
「変…?」
「うん、何か私達の動きを読んでいると言うか…、何と言うか…。」
言っている場合か!と叫んだがLBXがアイアンメイデンに斧を振り上げてきた。アイアンメイデンは間一髪避けた。「ふう、危なかった。」とリムが言う。
(うぅ、本当~?)
しかし、何でだ?ジョッシュがそう思っていると、一つの結論に辿り着いた。
――もしかして、俺達の力を試している?
その前に倒さなければ、相手もこのLBXを強化してくるに違いない。ブレイクオーバーさせるつもりはない、只ひたすら破壊あるのみ!
「リム、お前は下がって居ろ!」
ジョッシュが言い、必殺ファンクション!と叫んだ。
『アタックファンクション、バーストレイヴ』
シュヴァリエが全速前進し、LBXに向かい、剣で斬った。留まる事がなく、斬り続けている…。最後に銃へと変化し、止めを刺した。
爆発し、何とかなった。と思うも…。
「…やっぱり、納得いかないな。」
ジョッシュが言うには、何で俺達ではなく、女の子に狙わせたんだ?と。
「…その前に、怪我人だよ!お兄ちゃん!」
「…ああ。」
謎は深まるばかりだ。何で…?と思うがそこは気にしなくて良い。と言う。今は怪我人専決だ。
「…有難う。貴方達が居なかったら、私は殺されていたわ。」
「「殺されていた!?」」
開口いきなり爆弾発言。何で!?と思う。
「…私はシオン・ウヅギ。ヴェクターインダストリーKOS-MOS開発局主任。…狙われていたのは、…私のペンダントが関係したと思うの。」
ジョッシュは気にするな。と言い、リムはうんうん!と言った。
――ペンダント?
ジョッシュは、その事が気に留めていた。
作品名:グランギニョールは微笑んだ 第一章 作家名:のーちす