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グランギニョールは微笑んだ 第一章

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サイバーランスの若手社長


八神英二は財前総理から「サイバーランスに行ってくれ」と言われ、やって来たのはサイバーランス本社。ああ、ジンが新しいLBXを取りに行った所だなと思うも、今はサイバーランス社に行くのに最優先だ。

「失礼する。…財前総理の命で呼ばれた八神英二だ。」
おう、良く来たなと言っているのは…子供!?「…オメガダインの手先か!?」とジェネラルを出していくと、俺は敵じゃねえ!と叫んだ。
「…失礼する!君の名前は?」
「…Jr.」

妙な名前だと八神は思うが、果たして彼は何者だろうか?いや…其れよりも、サイバーランス社に何故子供?テストプレイヤーか?
「…俺はサイバーランス社社長代理理事だ。」
証拠は?と八神は言うがJr.は証拠ならある。と社長の証であるエンブレムをだした。
「…本当に代理だな。では本題に入る。…何をやらかしている?」
Jr.は其れは聞き捨てならねぇな。と語り、こう語る。
「…テストプレイだよ。最高性能のアンドロイドの」

連れられて来たのは広いホール。おお、マイスリーン。調子はどうだ?と彼は言う。眼鏡をかけた女性はおとしやかに笑い、ええ、順調ですと言った。
其処に一体の女性が現れた。褐色肌が美しいが、銀髪とは、稀に見ない外見だな…。と八神は思った。
「謎の人物『M』から送られてきた最高性能アンドロイドT-elos。その性能は折り紙付きだから、な。」
T-losは次々とホログラムの敵を薙ぎ倒して行った。Jr.はおーお見事。と言い、拍手をした。
「…で、LBXと何の関係がある?」
八神はハッキリと言い、Jr.はそれはな、と語った。
「…この戦闘データを元に、新たな次世代LBXを作るんだよ。…タイニーオービットと協同で。」


(…彼はそう言っていたが怪しいな…早くこの事を財前総理に伝えなければ…。)
八神が歩き出して30分後、探偵事務所に入り真野が「あ、八神さん。お客さんだよ」と言った。
「…!?」
そこに居たのは薄緑の髪をした女の子だった。冷酷なイメージがある為か、八神は内心彼女を恐れていた。

「ラミア・ラヴレスで御座いますの事よ…。いや、宜しく頼む。」
一難去ってまた一難。