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魔女と機械

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劔は廊下を歩きながら、一人考えていた


(…やはりか…俺は信用もされない…仕方ない…あの二人が特別なんだろう…気にするな…いや…今からこんな事が日常茶飯事なんだ…慣れろ…)

その時、後ろから足音が聞こえ、劔は振り返る


「…お前は…」

リネット
「…はぁ…はぁ…リネット・ビショップ軍曹です…あの…先程は失礼な事を…」


「…気にしなくていい…当然の反応だ…」

リネット
「でも…あんなひどい事を…貴方の事も知らずに…」


「…知らないとしてもだ…知ってもああいった反応をするだろう…」

リネット
「そんな事…!!」

劔はリネットが何か言おうとしていたがそれを聞かずに歩き出す


「…じゃぁな…俺は部屋で寝る」

リネット
「待ってください!!」

リネットは劔の服の裾を掴みながら叫んだ

リネット
「私…貴方の事を知りたいです…知って…その上でちゃんと謝りたいんです!!」


「…俺は……!?」

劔が口を開こうとすると警報が鳴り響いた


「…警報…ネウロイか…」

リネット
「こんな時に…」

突然、劔がまた歩きだした

リネット
「長岡少佐!?」


「…出撃する」

リネット
「…!!格納庫へ案内します!!ついて来てください!!」


「…!?」

リネットは劔の手を掴み、走りだした


「…今は仕方ない…」
作品名:魔女と機械 作家名:馬理沙