魔女と機械
劔が木刀を躱し、一瞬の隙をついてエノールに殴ろうとする
しかし…
芳佳
「えいっ!!」
劔
「あでっ…」
なんと後ろから芳佳が木刀で劔の頭を叩いた
芳佳
「…あれっ…あれ?」
劔
「…いてて…」
エノール
「隙アリャァ!!」
劔
「ごふっ!?」
芳佳が劔を叩いた事により、固まっていた空気はエノールに壊される
エノールが劔の脇腹に木刀を叩き込んだのだ
劔
「…グォッ…」
エノール
「やった!!やったよトゥルーデ!!添い寝だァ!!」
トゥルーデ
「…まさかこんな決着とは…」
美緒
「まぁ決着だし…いいんじゃないか?」
美緒はそう言って蹲っている劔に近寄り、声を掛けた
美緒
「劔、大丈夫か?」
劔
「………俺に痛覚がある事を初めて知った…」
美緒
「大丈夫そうだな。では早いがこれで訓練を終わる。汗をかいてるなら風呂でも入って来い」
美緒は皆にそう言った
すると各々が喋り始める
芳佳
「はぁーい。行こっかエノールちゃん」
エノール
「ほいほーい。トゥルーデも行こっ!」
トゥルーデ
「はいはい」
そう言って三人は歩いて行った
すると劔は座りながら口を開く
劔
「…坂本少佐は行かないのか?」
美緒
「私は後で入るから気にするな」
劔
「…そうか」