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機動戦士ガンダムRS 第24話 平和の国へ

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 ニコル大尉もそれを見ていた。
「イザーク」
 そのときユーピテルがバズーカを撃ってきた。
回避不可能だったので50mmレーザーライフルで迎撃した。
その爆風からユーピテルが現れた。
「うわ」
 ニコル大尉は、反応できずにシールドで殴られグゥルから落ちた。
そのグゥルは、ユーピテルが持っていたビームサーベルで貫かれて破壊された。

                         ※

 ロンバルディア中隊の中隊長であるジェームス中尉は、ユーピテルの左手に持たせたユーピテル・バズーカで隠密型ガンダムを撃った。
しかし隠密型ガンダムは、ビームライフルで迎撃した。
ジェームス中尉は、右手にビームサーベルを持たせユーピテル・バズーカをマウントした。
そしてベースジャバーからジャンプしその爆風で姿を隠し隠密型ガンダムの目の前に現れた。
隠密型ガンダムは、突然現れた敵機に反応できなかった。
そこをシールドで殴りグゥルから降ろした。
そしてグゥルは、ビームサーベルで貫き破壊した。
ベースジャバーに戻ろうとしたが変形型ガンダムがビームライフルで邪魔してきた。
しかし僚機が援護してきてくれた。
無事ベースジャバーに載るとビームライフルで反撃した。

                          ※

 アスラン大尉は、サオトメの部下も相当強いことを実感していた。
(サオトメも強いがその部下もこれほど強いとは)
 アスラン大尉は、敵との間合いを慎重に保った。

                          ※

 オーブ連合首長国の無人カメラ機がアークエンジェルとη艦隊の戦闘を中継で撮っていた。
既に領海の近くには、オーブ軍の艦隊が集まっていた。

                          ※

 その映像は、生中継で本国で流されていた。
「御覧いただいている映像は、今まさにこの瞬間我が国の領海からわずか20kmの地点で行われている戦闘の模様です。
政府は、不測の事態に備え既に軍の出動を命じ緊急首長会議を招集しました。
またジャブロー基地のコロニー軍本部及びアラスカの地球軍本部へ強く抗議し早急な事態の収拾と両軍の近海からの退去を求めています」
 アナウンサーが戦闘の場所と政府の対応を伝えた。

                          ※

 内閣府官邸の会議室では、緊急首長会議が開かれておりその会議室でもその生中継の映像が流れていた。
「ウズミ様」
 ホムラ代表がウズミ前代表に指示を仰いだ。
「許可なく領海に近づく武装艦に対して我が軍は、集団的自衛権を行使する権利を持つ。
ただし例外は、必ず存在する。
ホムラ代表、テレビ中継を止めさせてください」
 ウズミ前代表がホムラ代表に命令した。
「わかりました」
 ホムラ代表は、後ろにいた側近に命令した。
ウズミ前代表は、事がうまくいくように祈った。

                          ※

 ユーピテルの攻撃がアークエンジェルの船体に命中した。

                          ※

 クルーゼ中佐は、1機のユーピテルのベースジャバーに連装28mmバルカンを撃ちベースジャバーを破壊した。
ベースジャバーを失ったユーピテルは、僚機のベースジャバーの下にぶら下がり離脱した。
さらにもう1機のユーピテルには、グゥルに載ったまま接近した。
攻撃寸前でジャンプし重斬刀でベースジャバーを切った。
そのユーピテルも僚機のベースジャバーの下にぶら下がり離脱した。

                          ※

 チャールズ少尉は、シグーハイマニューバと交戦していたが照準を定めるのが遅くベースジャバーを破壊された。
チャールズ少尉は、僚機のベースジャバーにぶら下がり離脱した。

                          ※

 スティーブ少尉は、チャールズ少尉の援護のためシグーハイマニューバに接近してビームサーベルで切ろうとしたが突然シグーハイマニューバがジャンプした。
好機と見てそのまま上昇しようとしたがベースジャバーを切られた。
スティーブ少尉は、僚機のベースジャバーにぶら下がり離脱した。

                          ※

 サオトメは、接近するオーブ艦隊の存在に気づいた。

                          ※

 オーブ海軍第2護衛艦隊旗艦のブリッジでは、ティリング海将がその光景を見ていた。

                          ※

 それは、アークエンジェルでも確認できた。
「領海線上にオーブ艦隊」
 ダリダ軍曹がバジルール副艦長に報告した。
「何?」
 それには、バジルール副艦長も驚いた。
「助けに来てくれたの?」
 カズイ二等兵が援護に来てくれたと安心した。
「領海に寄り過ぎてるわ。
取り舵15」
 ラミアス艦長は、オーブ領海から離れるように命令した。
その命令にカズイ二等兵、サイ二等兵、ミリアリア二等兵とフレイ二等兵は少なからずショックを受けた。
「しかし」
 ノイマン少尉は、受け入れられなかった。
ノイマン少尉は、オーブ艦隊を盾にコロニー軍の攻撃をやり過ごそうと考えていたからだ。
「これ以上寄ったら撃たれるわよ」
 ラミアス艦長は、オーブ艦隊が攻撃してくると予想した。
「そんな」
 カズイ二等兵は、信じられなかった。
「オーブは、友軍ではないのよ?
平時ならまだしもこの状況では、侵略行為とみなされても文句は言えないわ」
 ラミアス艦長は、オーブが友軍でないと説明した。

                          ※

 アスラン大尉は、ユーピテルが撃ってきたバズーカの弾頭をグゥルから落ちないように注意しながらシールドで防いだ。
そしてイージスガンダムをジャンプさせグゥルをそのまま垂直上昇させるとイージスガンダムをモビルアーマーに変形させ爆煙の中から前方にスキュラを撃った。
爆煙が消えユーピテルにスキュラが命中しベースジャバーから落ちたことを確認するとモビルアーマー形態の推力で上昇しベースジャバーに載った。

                          ※

 モーリス少尉は、赤いガンダムに向けユーピテル・バズーカを撃った。
弾頭は、見事赤いガンダムに命中したため隙ができてしまった。
そこに高出力ビームが飛来してきて左腕を破壊されベースジャバーから落ちてしまった。

                          ※

「展開中のオーブ艦隊より入電」
 ダリダ軍曹が報告した。
「接近中の地球軍艦艇及びコロニー軍に通告する。
貴官等は、オーブ連合首長国の領域に接近中である。
速やかに進路を変更されたい。
我が国は武装した船舶、航空機およびモビルスーツ等の事前協議なき領域への侵入を一切認めない。
速やかに転進せよ」

                          ※

「何寝言を言っている」