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「君という個体を保つことができず、無限の因果と穢れが暴発し最強の魔女が誕生する。始まるんだよ、『終わりの始まり』がね」

「その時は…覚悟している」

「いや、君自身が破壊されてもその無限の因果と穢れが周りの魔法少女達に飲み込まれてしまうだろう。もうどうすることもできないんだよ。君たちの運命はただ一つ、終わりを迎えるだけだ」

「なら……っ…最後の最後まで…あがき続けてみるさ」


ハルトは最後のそう言い残し、歩き始めた。

そして、探す。
この世界で優一やり残してしまった事。

人々に絶望を振りまく「魔女王」との決着を。