Wizard//Magica Wish −14− 最終回
私は誓った…彼を倒す事を。
「暁美ほむらです。よろしくお願いします」
私は誓った。鹿目まどかをなんとしても救いだす事を。
−運命は変えられない−
「Begins」
操真ハルト 17歳
夏のとある日、面影村で起こった一つの事件。
「ハルト!裏山で起こった事件、早速調査しに行くわよ!!」
「ちょ、ちょっと凛子ちゃん!」
「ハルト先輩!早く行きましょうよっ!」
「おい俊平っ…たく」
「ハルト…」
「ん、なんだコヨミ」
最初は大好きな友達達との興味本位のつもりだった。
だが、それは悲劇の始まりだった。
年下の後輩達、そして内気な幼馴染。
いつまでも続くと思っていた楽しい時間。
しかし、この世界に永遠なんてない。
変わり続けるんだ…世界は。
「Future」
「ワルプルギスの夜っ…!!」
『アハハハハッ!アハハハハハハッ!!』
ほむらの前に現れる最強の魔女、ワルプルギスの夜。
それは、かつての仲間、仮面ライダーウィザードの成れの果て。
何度倒しても、何度繰り返しても、何度やっても鹿目まどかを救えなかった。
何故?
何故運命はこうまでして残酷なの?
−それはね…君が現実を受け入れられないからさ−
「ッ!!」
違う…私は何度でも時間を繰り返しても戦うんだ。
友達を救う為…そのためだったら私は…ッ!!
1から0へ…
そして運命の時は0から1へと進む…。
あなたの、願いは何?
俺、か…
俺は、全てを失った。だから、もう一度取り戻したい。
俺の…「希望」を。
なら、私はあなたを受け入れる。
あなたが犯した罪を、全て…。
「俺を倒す?俺はお前自身だと言った筈だ」
「『フレイム』ドラゴン!!『ボォーボォー!ボォーボォーボォー!!』」
「あぁ、言葉のとおりだ。俺は俺を倒す」
「『フレイム』プリーズ!『ヒーヒー!ヒーヒーヒー!!』」
「終わりの始まり」を迎えた時、
『アハハハハッ!!アハハハハハハハッ!!!!』
「決着だ、ワルプルギスの夜…」
本当の「終わり」を迎えることとなる。
−ハルトくん…あなたの希望は…私が守る!−
「行こう…まどかちゃん」
「『インフィニティ』プリーズ!!『ヒースィフードー!ボォーザバビュードゴーン!!』」
「さぁ、グランドフィナーレだ!」
Wizard//Magica Infinity
「本当の始まり」と「本当の終わり」
そして物語は、「正史」へと繋がっていく…。
「届け…俺の意思……俺の力を…『操真晴人』へ…!!」
順次、投稿開始予定。
作品名:Wizard//Magica Wish −14− 最終回 作家名:a-o-w