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【ゲットバッカーズ】人狼ごっこ

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マクベス「銀次さんが人狼なのは確定だよ。僕が霊能者だからじゃない、それだけだと銀次さんの僕の処刑理由もそれでよくなってしまうからね。俊樹は銀次さんが初日にまるで霊能者のCOタイミングをうかがっているように見えていただろうけど、あれは違うよ。僕の説明を聞いて普通は騙らないならやってみようかって、ただそう思いついただけだ。実際霊能COの後はほとんど黙って控えているばかりだったじゃないか」
銀次「カヅっちゃんとマクベスのあれにどうやって割って入れって…」
俊樹「まあ、俺も勢いにのったマクベスや花月の舌戦にはついていけないからな…。それにマクベス、霊能者というものは本来あんなに攻撃的ではないだろう」
マクベス「俊樹は銀次さん寄りなのかい?」
俊樹「いや、そういうわけでは無いのだが、実際役職持ちというのはあまり議論をせずに控えているものだろう」
マクベス「それは普段だったらそうかもしれないけどね。今回は同じ役職騙りに、人数も少ない。議論するしかなかったんだよ」
俊樹「だが雷帝はセオリー通りの霊能者だったように見えるが」
マクベス「それは単に慣れていないだけだと思うよ」
銀次「実際今どうやって雨流を説得したらいいのか…。でも俺は本物の霊能者だよ。どっちも先に結果を言ったじゃないか」
マクベス「それは銀次さんが人狼だからわかっている結果でしょう。人狼である時点で自分ともう一人の人狼がわかっている、つまりそれ以外は人間なんですから、仲間を処刑された時は人狼だった、そうでなければ人間だったと言えばいいだけです」
銀次「それでも先に言った方が有利みたいじゃないか。マクベスはわかっていてどうしてどっちもさきに言わなかったの?昨日も今日も俺に先に言われて、しかもどっちも俺より先に言う気がなかったみたいに見えたけど」
マクベス「そんなつもりはありませんでした。昨日はまさかそんな事と思っていましたし、今日は後に言ったつもりはありません。ほとんど同時だったじゃないですか」
銀次「俺が先だった」
マクベス「いいえ、俺です」
俊樹「ま…まあまあ、どっちが先に言った方が本物、という事もないわけだし」
銀次「でもさ、雨流。今日はともかく昨日は先に言った方がいいと思わない?」
俊樹「…うむ…確かに、今日こうして俺達がいて、そして勝利判定が出て無い以上誰か一人は人狼だ。花月が村人だったらその時点で負けだし、偽物の霊能者は元々花月が人狼だとわかっているのだから人狼とより早く言えばいいだけだ」
銀次「でも昨日の笑師は違うでしょ。人狼だったかもしれないし狂人だったかもしれない」
マクベス「確かにヘタに人狼だと判定してしまったら花月君の処刑で村人が勝利しなければいけないにも関わらずこうして今日を迎えている。つまりその霊能者が偽物、人狼と判明します。だから本物の霊能者のCOの後に同じことを言えば間違いはない、それは確かでしょう。だけど俊樹、覚えている?美堂君がリタイアした時の銀次さんを」
俊樹「…いや…?」
マクベス「美堂君が退場となれば銀次さんが慌てないはずが無いとは思わないかい、それなのに美堂君の退場はほとんど無視しての霊能者CO。初めから美堂君はもう退場しているとわかっていたから、人狼として美堂君を襲ったのを知っているからじゃないかな」
銀次「お、俺だって蛮ちゃんいなくなっててびっくりしたよ!ただあの時は霊能者COするのに必死で周りに気が付かなかったんだよ、ヘンテコな間違いしてないかなって、やり方違ってないかなってすっごい緊張してたんだから!」
俊樹「…むう、確かに雷帝は一人しかいない霊能者の二人目が現れても全く驚かずに二人目もいるのかと言っていたな。それほど混乱していたのか」
銀次「えっと…あれはただ霊能者って二人目とか三人目とか出てきていいのかーって」
俊樹「占い師複数で場が混乱してた翌日にそれか!?」
銀次「ううう、お恥ずかしい」
マクベス「銀次さんは何もかもが初心者だし、君たちだってまだ慣れていない。セオリーを考えても仕方ないよ。どちらかというとセオリー通りなんて見た事がない」
銀次「…そうなんだ」
俊樹「…いや…まあ…。とにかく昨日の二人の舌戦もだ。お前も花月も頭が回る、あれが身内切りのための芝居でないという確証はないだろう」
銀次「身内切り?」
マクベス「複数いる人狼が仲間の一人を犠牲にして自分は村人だという潔白を手に入れたりする事です」
銀次「…仲間なのに…」
マクベス「ゲームですから、銀次さんそういうゲームなんです。僕だってゲームでなければ花月君を裏切ったりは……っ」
俊樹「マクベス…」
銀次「?」
マクベス「俊樹、これは違うよ。言葉の綾で、今回身内切りをしたという訳じゃ…っ」
俊樹「…」
銀次「???」
マクベス「…っ」


天野銀次→マクベス
マクベス→天野銀次
雨流俊樹→マクベス




























朔羅の新しく入れた紅茶の香りが談話室にふんわりと漂っている。
皆、ゆったりと座って紅茶を飲んだり軽食を食べたり談笑していた。
蛮がふと思いついたようにマクベスに言う。
「よー、ヒッキー。次は罰ゲームさせねーか、負けた方に。その方がやるからには面白ぇだろ」
「えー、やめようよ蛮ちゃん。罰ゲームなんて逆に怖くてやりたくないよ」
銀次が慌てたように止めに入った。
「そうですね…あってもいいかもしれませんね」
「マクベスー!?」
このメンバーで考える罰ゲームなど絶対ロクなものじゃないに決まっている。それならばもう参加はしたくないと銀次が言おうとしたところで蛮が体重をかけて乗りかかるように肩を組んできた。
「こーのーまーまー勝ち逃げなんざ許さねえぞー?銀次ぃー?」
「すまない…」
俊樹がすっかり落ち込んでうなだれながらマクベスに謝っている。
「そういうゲームだから、気にしなくていいよ。今回は僕も失言が原因だしね」
「…まさか最後の最後で襲撃されるとはな…」
「すまない…十兵衛もすまない…」
「いやー狂人の騙りCOは楽しいですなー」
「だからってあんな無茶苦茶なCOならしない方がいいよ笑師」
「すんませんなあ花月はん」
「ったくよー、この俺様を早々に退場させやがってよー。あげくに負けだなんて認められるか、絶対ぇリベンジだ、リベンジすっぞ!」
「うう許して蛮ちゃん。だからせめて罰ゲームは勘弁してぇー」
「次はもっと人数呼びましょうね」
「亜紋もよんだってや!」



























美堂蛮 村人
天野銀次 人狼
マクベス 霊能者
風鳥院花月 人狼
筧十兵衛 占い師
雨流俊樹 狩人
笑師春樹 狂人




汝は、人狼なりや?