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【ゲットバッカーズ】人狼ごっこ

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花月「何って何を言いたいのかさっぱりわからないな。笑師の時もそうだったけど、出遅れたら怪しまれるものだろう?僕だってそんな闇雲に君を人狼だなんて断定したつもりはないさ。ただ、君の後出しCOは君らしくないと思った、だからそれを尋ねた、それだけだよ」
銀次「あわわわわわあわ。蛮ちゃん助けて」
十兵衛「雷帝、こういうゲームだ」
俊樹「俺達はどうしたらいいのだ」
銀次「か、考えればいいんじゃないかな」
十兵衛「そうだな…俺が本物だとした場合、…というか本物だが笑師は狂人。そして笑師が白判定した雷帝は結局灰色になる」
銀次「でも俺霊能者だよ」
俊樹「だがそれの真偽は現在つけられないだろう。ただの村人が騙れない以上雷帝、お前は本物か人狼か。二つにひとつだ」
銀次「えっと、それで人間確定になるのは蛮ちゃんと、雨流になるのかな」
十兵衛「そうだな。ただ美堂の白確定は人狼に襲われたという確定だから、俺が例え偽物であろうとも揺るがない」
銀次「流石蛮ちゃん!」
俊樹「別にすごい事でもないと思うが…」
十兵衛「そして俺が偽物だった場合。場合だぞ。本物だからな。その時はとりあえず雨流の白判定が灰色になる」
銀次「それで俺の霊能者は村人が騙れないんだから確定するんだ」
十兵衛「そうなるな」
俊樹「笑師は人間だった。だがそれは笑師が本物だったか狂人だったかの真偽をつける材料にはならない。十兵衛は本物か、人狼か、狂人か、依然判別はつけられない」
タレ「うきゅー…」
十兵衛「ら、雷帝!?」
俊樹「雷帝ー!!!」
花月「ちょっと、マクベスと話し合っている間に何を騒いで…って銀次さん!?」
マクベス「しっかりしてください、大丈夫ですよ、そんなに大変な事じゃないですよ!サ、サンドイッチ食べますか!?」
銀次「うう…サンドイッチ美味しい」
マクベス「紅茶も飲んでください」
銀次「ありがとう、マクベス」
十兵衛「で、二人は結局どう落ち着いたのだ」
花月「いや、まったく決着がつかない」
俊樹「…まあ、だろうな…」
マクベス「とにかく十兵衛の処刑は今回はナシでいいと思う。するとするなら僕たちの中からだ」
花月「十兵衛、今夜は遠慮なく僕でもマクベスでも占うといいよ」
十兵衛「ぬ」
俊樹「…そうすると…俺か雷帝か?」
銀次「えふっ」
花月「銀次さん、大丈夫ですか。俊樹も人の食事中にダメだろう」
俊樹「あ…そ、そうか。すまん」
マクベス「いや、結局僕たち四人から選ぼう。そこから上手く人狼を処刑できていたら朝を迎えることができるから、十兵衛は遠慮なく占い結果を発表してくれ」
銀次「間違って村人を処刑しちゃうと、もうダメなんだね」
マクベス「そうです。そしてもちろん僕は銀次さん、または花月君の処刑でいいと思います。理由は当然、僕が本物の霊能者だからです」
銀次「!」
花月「…それは銀次さんの処刑理由にしかならないよね?」
マクベス「そうですね、花月君は単純に消去法です。この五人、のうち僕、銀次さん、十兵衛が役職をCOしています。そして十兵衛の占いで雨流は人間だとされた、つまり雨流は狩人です。そうすると残る一人、花月君、君は人狼だ!」
花月「それは十兵衛が真だったら、の場合だろう?笑師が真だったらどうするんだい。そうなると君も笑師も後出し騙りの狂人と人狼になると思うんだけどどうかな?そして僕はCOするよ、僕は狩人だ」
俊樹「…は!?」
十兵衛「何を考えているんだ花月!?そんな事をしたらお前が人狼の次の標的になるだけだぞ!?」
花月「いいんだ十兵衛…でもこれでこの中で人狼が一人確定するだろう?それならば本望だ。人狼の勝利は個人にはない、チームにあるんだから」
十兵衛「…花月…」
マクベス「しっかりしないか十兵衛、君花月君から人狼陣営だと言われているんだぞ!?」
十兵衛「…何!?」
銀次「あ、そうか。十兵衛は雨流を人間だって言ったんだ。でもカヅっちゃんが人間で狩人だったら雨流の人間判定は嘘をついた事になる。役職騙りは村人はできないから十兵衛と雨流はグルの人狼かどっちかが人狼を助けたい狂人。そんで笑師は本物だったって事になるんだね」
花月「そうなりますね、銀次さん」
マクベス「そうなりますね、じゃないよ。本当にもう、敵に回したくないなあ、君は」
花月「それは僕も同じだよ」
十兵衛「う、うう。俺は本物の占い師だ。そして占い結果も絶対だ。つまりそれを覆すような事を言う花月は人狼…か?」
俊樹「…あ、あと出しになるが俺も狩人だ!つまり花月は間違いなく人狼…になる!」
マクベス「…とにかく、票をまとめよう」

天野銀次→マクベス
マクベス→天野銀次
風鳥院花月→雨流俊樹
筧十兵衛→風鳥院花月
雨流俊樹→風鳥院花月


風鳥院花月が処刑されました



 ~三日目~

筧十兵衛が無残な姿で発見されました

銀次「…雨流…てっきり俺十兵衛守ってるとばっかり…」
マクベス「僕もです…。一体誰を守って…」
俊樹「お、お前達どちらかは人狼なのだろう!?なんで成功したのに俺を責めるんだ!?というかなんで十兵衛を守ってると思っていながら襲っているんだ!?」
銀次「それはマクベスに聞いてよ。俺じゃないし。あとカヅっちゃんは人狼だったよ」
マクベス「それは銀次さんに聞いてください。そして花月君は人狼でした」
俊樹「そ…そうか。これで白確定は美堂、十兵衛、そして俺になるな?」
銀次「そうなの?」
マクベス「はい。人狼は人狼を襲えません。だから襲われた人は皆人間で確定されます。美堂君と十兵衛ですね。そして狩人騙りというのは普通ありません。こんな少人数ですとなおさら、ただいたずらに人狼に標的にしてくれと言っているようなものですしそうしたら狩人は人狼から村人を守れなくなります。ですから雨流を人判定した十兵衛も占い師確定でほぼ間違いないでしょう。そうするとやはり笑師は狂人、ですね。そして霊能者を騙る銀次さんは人狼です」
銀次「…雨流、俺本物だよ?」
マクベス「俊樹。本物は僕だからね」
俊樹「お…俺は、俺が襲われると思っていた…から、もう誰を守ってもそう変わらないだろうと思って随分と活躍していたマクベスを選んでしまって…」
銀次「そしたら十兵衛が襲撃されちゃった」
マクベス「なんで自分が襲われると思ったんだい?」
俊樹「狩人とはそういうものだろう?」
マクベス「それは普段はそうだろうけど、今回は全然違うよ」
俊樹「そうなのか」
銀次「んーと多分?十兵衛は俺かマクベスどっちかを占ってたと思うんだ。その結果次第で人狼は決まっちゃうじゃない?だから狩人を狙うことはしなかったんじゃないかなあ」
マクベス「本当に十兵衛といい俊樹といい。それに銀次さんも。全く読めない人達だなあ、何をするかさっぱりわからない」
銀次「そんなこともないと思うけど」