Angel Beats! ~君と~
歌い終わると何故かほぼ全員が不快な顔で物を言わない。初音は笑顔でもう一回とアンコールを要求。
霧島に至っては、テレビの角を手でペシペシ叩いている。
「何やってるの?」
ゆりがその行動に理解不能なので聞いた。
「…この機械……壊れて、いるんじゃ…ないかと思いまして……」
霧島の表情のそれは、露骨に死にかけていた。
「なっ…!?」
ストレートな感想にも驚いた。
一応自覚はあるがここまで酷くなるとは思わなかった。
それに次いで、採点機器にはオンチの証である『0点』がゆりに叩き付けられた。
更に、ゆりの自慢の美声の影響なのか採点機は砂嵐状態になってしまった。
作品名:Angel Beats! ~君と~ 作家名:幻影